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2004年1月

柳生一族の陰謀

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水戸が生んだ鬼才・深作欣二監督が撮った時代劇
「柳生一族の陰謀」を観戦。

時代劇版「仁義なき戦い」みたいだった。

脇を固める東映の大部屋俳優たちの血が滾るようなアクション、
深作欣二の豪腕振りが冴え渡る、メリハリの利いた演出、
ありえないけど、ありえたのではないのか・・・・?
と、思わせてしまう強引なプロットに引き込まれてしまった。

「ラストサムライ」で物凄い存在感を見せた
福本清三が出ていて感動したが、
何といっても、ミッキーこと、成田三樹夫演じる奇妙な公家・
「烏丸少将文麻呂」のドス黒さに狂喜乱舞!

サニー千葉こと、千葉真一の当たり役・柳生十兵衛もとことんカッコイイし、
丹波哲郎の怪演も要必見!

そして、特筆すべきは、柳生但馬守を演じた
萬屋錦之助の大迫力よ!

深作監督からリアルな演技を乞われるも、
徹頭徹尾、歌舞伎口調で押し通した重厚さが物語を
ビシビシッ、ビシーーッと締めている。

ラストは、ぶっ飛びますぜ、旦那!
・・・喝采!

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IZO

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幕末の人斬り・岡田以蔵をモデルにした映画
「IZO」が公開される。

邦画界のトップランナーであり、
世界からも注目される鬼才・三池崇史が監督。

この鬼才の作品は、見てはいけないものも多い。
「IZO」も相当ヤバイな・・・←なるべくなら、女性はご遠慮くださいませ。

キャストも役名も、ひたすらパンクです。

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面構え

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「前原一輝」。

クドカンの出世作『IWGP』に出ていて非常に気になっていたのだが、
その後、彼を見る機会に恵まれなかった。

…で、去年、深夜枠からゴールデンに進出した「TRICK」を初めて観た。

矢部刑事の相棒・東大・理Ⅲの可愛い刑事を気に入ってたのだが、
前シリーズでは前原一輝が相棒をしていたとの情報を入手し、早速ビデオを借りた。

いやぁ・・素晴らしい。
この人を見ると、何故か「水玉のアキ」を思い出す。
しかも、広島弁と、岡山の笠井あたりの方言を
MIXした台詞(IWGPそのまんま)が心地よい。

あのスーツの色と、カバンのコントラスト+ゆる~い百面相!!!
・・・芸の域だよ、芸の域!

奇跡の巨匠・テレンス・マリックの「シン・レッド・ライン」にも出演してるなんて!
再見しなくてはいけない。

この不敵な、人を食ったような面構え・・・顔じゃなくて、面だよ。
面!
隣の生瀬さんが、生き生きしとるのう。

前原一輝さん、引退したそうだが、復活、強く求ム!

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照英&菊川怜

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明日からスタートする大河ドラマ「新選組!」のイベントで、照英&菊川怜を見た!

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DOGVILLE

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奇才・ラース・フォン・トリアーの最新作『DOGVILLE』
待ってたぞ!


「ダンサー・イン・ザ・ダーク」は
ダンスシーン以外、爆睡してしまった。

「奇跡の海」には、生々しくも美しいラブシーンと、
ヨーロッパの寒村の薄ら寒い風景に心を殺がれた。

「ヨーロッパ」ではJ・マルクバールの
硬質な演技と画面の色彩に痺れた。

「イディオッツ」の悪意たっぷりの演出に、
監督の厭らしい挑発をまざまざと感じ、嘔吐感に包まれた。

…が、これほど正直に偽善の醜さを描いた作品は無いと思う。
酔うようなカメラワークと、醜態を晒しまくる役者達の演技が最高。
文句なしにトリアーのマスターピースだ。


「キングダム」は黄色い画面だけが印象に残っている。

「エレメント・オブ・クライム」も黄色い画面だけが印象に残っている。

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成田三樹夫

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友達から借りていた「仁義なき戦い」シリーズを“観戦”し、興奮。
特に、「広島死闘編」は、いつ見てもいい。

その中で異彩を放っている不世出の怪優・成田三樹夫こと、ミッキーが大好きだ。
ミッキーというと、悪役というイメージ強すぎるが、若い頃は2枚目俳優として鳴らしたらしい。(初期の作品、見てみたい!)

思うに、悪役をサラリとこなす役者というのは名優だと思う。
竹内力や哀川翔も凄いけど、ミッキーの境地にはまだまだ届いてない。
(奇才・遠藤憲一がもっとも近いか)

若い優作ファンだったら、テレビドラマの金字塔「探偵物語」の服部刑事役を思い出すかもしれない。
「あ!あのダミ声の、いかついオヤジか!」
・・・思い出した?
寒い時にはスキーの防寒用耳宛を着用して出てくるのには笑ったな~。
コミカルな演技もお手の物だった。

ここで、『成田三樹夫・基礎データ』
1935年生まれ、1990年死去。(享年55歳。若すぎる・・・)
山形県出身、山形大学英文科中退。
遺稿集は『鯨の目』。
評論家・佐高信の実家と成田家が歩いてすぐの所で、成田の10歳下の弟が佐高と高校の同級生だったこともあり、エッセイに何度か成田三樹夫のことが出てくる。
中でも、病気で亡くなる直前、治療が至らなかったことを詫びた主治医に向かって静かに「いいんだよ」と答えたというエピソードには泣けた。

ミッキーといえば、小さいころ見ていたドラマや深夜の893映画で活躍していたので気になる存在だったが、その中でも、『仁義なき戦い・広島死闘編』『仁義なき戦い・代理戦争』が強烈に印象に残る。

兎に角、その独特の存在感とかっこよさ、アクの強さは、現代の若い俳優達なぞ到底敵わない。

「西陣心中」という、暗がりの泥沼に迷い込んだような薄気味悪いATG映画での、鳥肌がザワ~っと立つような怪演ぶりも凄いが、「座頭市・地獄旅」(将棋の腕前がプロ級という事で、将棋好きの浪人役で出演)「ある殺し屋」「女囚さそり・けもの部屋」「柳生一族の陰謀」「眠狂四郎無頼控・魔性の肌」「新宿アウトロー・ぶっ飛ばせ」「蘇える金狼」
・・・などは、死ぬ前に一度は観て欲しい素晴らしさである。

・・・ああ、それにしても昔の映画は題名もすごくカッコイイな。

カッコイイついでに、ミッキーが新婚の奥さんに、撮影先の京都から送った手紙の内容を紹介。
「僕もこの辺でもう一つ腰をおとして勉強の仕直しをするつもりです。
とにかくもっと自分をいじめてみます。
男が余裕を持って生きているなんて、この上ない醜態だと思う。
ぎりぎりの曲芸師の様な、そんな具合に生き続けるのが男の務と思っています。
色気のない便りになって御免なさい。」

“男が余裕を持って生きているなんてこの上ない醜態だと思う。”
・・・ここ読んでるだけでも、この人の凄さが分かるような気がする。

「虹の理論」「マリノフスキー日誌」「タルホ事典」「ユングと共時性」
「自然のパターン」「混沌からの秩序」「風流の図像誌」など、哲学書や歴史書を愛読してたインテリだったそうだ。

どれも読んだ事のない本ばっかり・・

見直したい俳優は山ほどいる。
柔らかいブロイラーのようなドラマや映画を見慣れると感覚が麻痺してしまうので、たまには噛み応えのある、古い映画を観ましょう。(古けりゃ何でもいいわけじゃないが)
食わず嫌いはあきません。

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初詣。

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仕事が終わってから、彼女と共に伏見稲荷へ行く。

境内に、「おもかる石」というのがあったので、持ち上げてみた。
スッ~と上がる。
但し書きによると、願い事は叶うらしい。

いや、その前に、柄にも無くお御籤を引いたら・・・・・・
「京」っ!(←嫌な字なので当て字。)

10年ぶりに引いたら、「京」かよっ!!

今年の俺は運勢悪そう。
細木数子にムチャクチャ言われそうだ。

流石に9時を回ると人が少ない。
そんなシチュエーションで“京都のナインス・ゲート”
暗闇の千本鳥居を抜ける。

こういうときに限って、寡黙な彼女が生臭い怪談を饒舌に語りやがる。
首筋にサブイボがさわわっと起立した。

こんなとこ、夜に来るもんじゃない。

昼に来て、男友達と晴れ着の女の子を冷やかし(観賞)ながら、
スズメの串焼きを食べたかった。

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そば

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銀閣寺近くの蕎麦屋で新蕎麦を攻める。
キリリとよく締まった蕎麦の香りが素晴らしい。


~以下、駄文による蕎麦講釈~

田舎蕎麦は、粗く碾いて黒い殻が入っている蕎麦が主流。
但し、黒い殻が入っているから蕎麦粉が多いかどうかは疑問だ。
殻を入れると香りが強くなるから、つなぎ粉を6割入れても分かりゃしねぇ。
黒い殻の入った蕎麦は、消化が悪く胸焼けすることが多い。

これに対して、都会の洗練された蕎麦は、黒い殻を入れない。
丸抜き蕎麦を細か~く碾いて、二八蕎麦とか外二(そば10つなぎ2)とか、
生粉打ちを提供する蕎麦屋が多くなってきている。

逆に、蕎麦粉を細かく製粉すると味と香りがぶっ飛ぶ。
まして、保存状態が悪い蕎麦屋ほど、味と香りは感じない。
但し、都会の蕎麦は細く、喉越しが抜群。
田舎蕎麦は、ボソボソ感があって喉越しがあまり良くない。
都会の有名蕎麦店の殆どは、蕎麦粉を細かく製粉している。

ここ数年のブームで、雨後の竹の子のように増えてきた蕎麦屋には、
味も香りも強く、しかも透明感のある蕎麦を提供している所が多い。
勿論、殻を剥いた丸抜き蕎麦を製粉している。
都会では、場所代が高いし、石臼を置くスペースが無いから、
製粉会社へ希望の粉を碾いてもらって打っている蕎麦屋が多い・・・と、聞く。

都会の洗練された、細くて切りべら23前後で角のある四角い蕎麦が好きだ。
胸焼けする蕎麦は食べたくない・・・・が、粗野にして骨太な越前おろし蕎麦は旨い。

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ギャロ様が賀茂茄子を持っております。

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今月、関西の情報誌の表紙は「ヴィンセント・ギャロ」一色だった。

その中の一誌Meetsの見開きに、俺お気に入りの焼肉屋で寛ぐギャロが載っていた。
正直、メチャメチャ嬉しい。

多分、こういったコンセプトで写真を撮ったことが無いのだろう・・・
ミスマッチという空気の中で、童心っぽい表情が見え隠れしている。

各雑誌は当然、関西に関する印象を聞いていたが、
京都の事を一番気に入ってたみたいだった。
「歴史ある荘厳な神社仏閣よりも、
何気ない雑居ビルに愛着を感じた」・・・
と言ってたのは別にポーズでもなんでもないだろう。

そういうとこにギャロらしさを感じる。

“微妙に外す”のが格好良いというイメージがあるから、
このまま深海魚のようにアンダーグラウンドをヒタ泳いでほしい。
俺はそういう彼を、ずっと応援していきたい。

彼のナイーヴなインタビューは、いつ見ても最高にキュートで繊細だ。

その繊細さとダメっぷりに、愛おしささえ感じてしまう。

猛烈な嫉妬&毒舌家のくせに、
もの凄いチキンハートというのが
彼の感性を研ぎ澄ます要因になってる。

・・そこに新しい笑いを感じてしまうのは俺だけだろうか!?

ギャロといえば、カンヌ映画祭で史上最大のブーイングを浴びた
新作『ブラウン・バニー』が公開待機中。

眠気が襲ってくるようなロードムービーかと思いきや、
ラストに、ぶっ飛ぶようなごっついラブシーンがあるらしい。
(各サイトのレビュウでネタバレあり)

この映画のヒロイン「クロエ・セヴィニー」は、恐ろしいくらいの魅力がある。
ギャロがドップリ溺れきったのも頷けるね。

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バタービーン、元気に屈す。

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大晦日は、格闘技三昧だった。

PRIDEに総スカンを食らい、
「曙vsサップ」の黄金対決に対抗出来るカードも持たず、
ミルコに逃げられた「イノキ・ボンバイエ」が一番まともだったかも・・・

曙の、前代未聞ともいうべきヒキガエル系の
ブッ潰れかたには呆然となったが・・・
2ヶ月やそこらで体は絞れないし、膝も相当悪い。
瞬発力が全ての元・力士(しかも、3年ブランク!)が、
サップ(この人もかなり弱いけど)に勝てるわけがない。
つーか、まともな試合になってなかったな。


PRIDEは後日に観るとして・・・
K-1で一番面白かったのは、須藤元気の試合。
これが「異種格闘技の醍醐味」じゃないか?
体重差が110キロって・・・漫画の世界やんw

同じ階級同士だと、トリッキーなファイトスタイルが
頭打ちになっていただけに、こういうカードで元気を使うのも面白いと思った。

いいぞ、元気。 誰が何と言おうと、俺は応援する。

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