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羅・屡卯奈

豪腕ぶりを轟かせていたKシェフが独立。

独立前の店が好きだったので動向が気になっていた。



店は思ったより広くなく、簡素な内装。





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【鶏腿肉のツナソース】

美味しいんだけど・・・極普通。

初夏に、ギンギンに冷やしてサーヴしてほしい。



今の時期だったら、マグロのパッサートなんかが良いな。



【活スズキのマリネ、シブレット風味】

※写真は端折ります。

ぷりっぷりに身の張ったスズキが新鮮。

たっぷり添えられたシブレットの香りが

しっかりマリネされたスズキと程好く調和。



ポーションも十分で、食事のスターターとしては申し分無し。

良質のEXVOオイルとビネガーの利かせ方が良い塩梅。





【キッターラ、オックステールのラグーソース堵殺場風】

※写真は端折ります。

以前、TVでやっていたイタリア紀行に出ていて、

でっぷりと太った銀髪のマンマがせっせと作ってた。

ブオナッシージが好きそうな工法のパスタだ。

初めて食したキッターラはキチっと腰が据わり、

オックステールの滋味深き出汁とやんわり絡んで旨いこと。

やっぱりラグー系のパスタは魅力に溢れてる。





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【熊本産鹿肉のブレゼ・ホワイトポレンタ添え】



赤ワインがじっくり染み込んだ鹿肉が、

真っ白い皿にゴロリと鎮座。



見た瞬間、喉がゴクリと鳴る。



このテラリとした艶!「赤すぎて黒」!

美しい・・・。



抑えた照明の中でも旨そうに輝いている。



まずは、左手に持ったフォークでギュイっと肉塊を押さえ、

右手で掴んだナイフでざっくりカットする。

その右手に反抗してくる肉の分厚い弾力・・・。

カットした断面から、透明な肉汁がウワっと溢れ出でる。



おもむろに肉塊を口へ入れる。

濃厚なワインの香りと鹿肉の匂いが相まって鼻腔をくすぐり、

舌の上で肉の野性的な旨みが踊る。

柔らかいのは勿論の事、噛んでも噛んでも滋味が残る。

肉を喰らう喜びに浸れる瞬間・・・

ああ、幸せ。



付け合せのポレンタの茫洋な味には辟易するも、

ピエモンテでリアルに食べた地獄ポレンタよりは百倍マシ。

これを一気に食べたら、南イタリア人から、

「ポレントーネ!」と、罵られる事必至。





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【ガトーショコラ・栗のタルト・赤イチジクのソルベ】



実は、ドルチェが一番美味しかったりして。

濃厚で歯切れの良いガトーショコラに、

栗の香りがしっかり立っているタルト、

疲れた舌に、キレのいいソルベ。

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