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奈良ジャーニー【幕末編】

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明日香村を出発し、高取藩と天誅組が戦った「鳥ヶ峰古戦場跡」へ。

司馬遼太郎の傑作短編「おお、大砲」の舞台となった場所。

いやぁ・・・しかし、なーんの風情も無い所ですわ。
「鳥ヶ峰」という名前からして、もう少しドラマチックな
情景を期待していたのだが・・・。
でも、ここでめげてはいけない。
想像力と妄想を働かせ、往事を「これでもか!」と述懐するのだ。

二百数十年、天下泰平だった片田舎の小藩・高取。

天誅組の突然の侵攻に、慌てて腰を上げる。



高取藩は、大阪夏の陣で使われたという

「ブリキトース」と呼ばれる大砲を六門も持っていたが、

二百五十年、ただ磨いていただけで(磨き専門の奉行がいたらすぃ)、

実射訓練もしていなかったそうだ。



司馬さんの“小説”「おお、大砲」によると・・・

【いざ大砲を戦場で用いてみれば、六門のうち五門は使用不能。

唯一使えた大砲の砲弾が、何とか天誅組の軍列に飛び込んだが、

死傷者は一人も出せなかった。】



兜に命中した人物に、三日三晩耳鳴りを鳴らせて悩ませたという、

効果(?)があっただけ(らしい)。



だが、この笑えるような一件だけで、天誅組は敗走する。

革命的理念が希薄で、暴徒ともいえる(俺は好きだが)天誅組と、

泰平の眠りから「一時的に」目覚めざるを得なかった高取藩の

「滑稽」な戦い・・・・・歴史は時として、「小説」のように面白い。





高取城址に行く途中で、観光案内所「夢創館」に寄る。

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高取の風情ある城下町に、しっとりと馴染んだ建物。



中にいた管理人の女性が、とても良い人だった。

説明を聞いていて、少しも退屈しなかった。

街を愛する気持ちがズンズン伝わってくる。



思わずメルアドを聞きそうになったが、

かなりの熟女だったので止めた(火暴

オレ→mail【今日の高取は観光客多い?】

mail←管理人【少ないけど、歴史ヲタが来てうるせーったらありゃしない。】

・・・こんなメールのやり取りを妄想w



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ここで、「お宝」に遭遇。

高取藩兵が、天誅組との戦いの際に使用したという

鎧兜が鎮座していたのだ。

特別に、兜を手に取らせて手頂く。

物凄く重かった。

昔の人はロクな物食ってないのに、体力あったんだなぁ・・・。



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高取藩兵が使用していた槍。

これも特別に手に取らせて頂く。

手にずっしりとくる重さ。

*勿論、銃刀法に違反するので、刃は付いていない。



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そのあと二階に上がらせて頂き、火縄銃やお雛様を見せてもらう。



ふるい建物は居心地が良い。

にほひが良い。

暗さが良い。





さ、天空の城・高取城址を目指し、出立。



つづく。

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