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ガラスの茶室と最高の庭園

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このイベントに行ってきた。
4月にイタリアで開催された世界最大のインテリア見本市、ミラノ・サローネ。
その会場で、観客の心を鷲掴みにした「空庵」と名付けられた斬新な空間が、
清水寺・大講堂に堂々の登場。
まずは、京都のデザイン集団「WA-Qu」が手掛けた「ガラスの茶室」を観る。
ヨーロッパの高感度な人々を魅了した、モダニズムと日本の伝統美との邂逅を、心ゆくまで堪能。
私が好きな堀木エリ子氏が噛んでいるので、それを意識しながら観た。
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もちろん、「空庵」内に陳列された、中村宗哲歴代の作品や、
西松豊軒コレクションの数々に大陶酔。
特に、十一代・宗哲の笹蒔絵煮物椀は、金色に輝く高台寺蒔絵風の笹が豪華絢爛かつ、脆美。
スーパースター・野々村仁清の「仁清菊紋中次」も素晴らしかった。
甲に重ねた菊を、胴の繋ぎ目に鱗文様をそれぞれ優美な色彩で描いた超傑作。
歴史的美術品を、目の前で観る事の出来る幸せといったら!

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そのあと、普段は非公開の清水寺・成就院へ。
ここでは、「華道家元池坊 いけばな展」が開催されている。
“いけばな”も洗練の極みだったし、江戸期の大名たちが挙って求めたという
洛中洛外図が目の前で見れる、またとない機会に興奮。
何と言っても凄かったのは、庭!庭!庭!
(写真撮影は、固く禁止されています)
初めて成就院の庭を見たのだが、あまりの美しさに我を忘れる思いだった。
池泉回遊式の中で、おそらくナンバーワンだと思う。
そぼ降る雨の中、しっとりと濡れた庭の風景に圧倒された。
ユニーク極まりない形の石、大胆なデザインの蹲、完璧に刈り込まれた木々、
今にも動き出しそうな栄養満点の苔・・・
段差が凝っていて、狭い空間を、大きく・広く見せることに大成功していた。
借景となる森林も実に美しい。
良質な長編映画を3本分観たような気持ちになった。
気分は「Los Lobos」である。

全て無料なので、是非行ってみてください!

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