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和歌山の銘店①

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先月から今月にかけて、色んな店に行った。
殆ど同業者と一緒だったので、あまり楽しくなかったかな(笑)
写真も撮れないし・・・
特に、ココで食べた「水牛のチーズ入りトマトの冷製カッペリーニ」は、白眉だった。
東京の店では味わえない、京都だけの味に陶酔。
味蕾の奥深くに眠る、もうひとつの味蕾が、ムックリ起き上がるほどの美味。
脳がカーッと冴えるね・・・本当に旨い物食うと。
カメラに押さえたかったなぁ・・・悔しい。

因みに、和食ではココも良かった。
絶対にハズレ無しです。強烈にオススメ!

・・・で、今月のある日、和歌山の「AID●」へ行った。

この店は、和歌山の岩出という僻地にある。

回りは、田んぼと畑ばかり。

オーナーシェフは、イタリアの銘店「ドン・アルフォ●ソ」で、パスタ部門のシェフを務めた剛腕。

一日何種類もの手打ちパスタをたった一人で用意し、毎日100人近くの

舌の肥えたお客様にパスタ料理を出していたんだから、本当に凄い。

ヘタしたら・・・大袈裟では無く、過労死するくらいしんどい事だ。

(サイトを良く観てください。シェフ、爽やかでナイスガイです)



シェフは最初、この場所に店を持った時、「あ、失敗したかも」と、思ったそうだ。

なにせ、この店の味を支えるだけの、経験値を積んだ客がいない。

「ペスカトーレ」や「ピッツァ」を出すんじゃないんだからね。(笑)

イタリアの息吹薫る、土俗的地方料理を出すのだ。

(イタリア料理と一口に言っても、北と南の料理は全く違うし、

都市によって、地方色が異常なほど強い。)

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オープンして7年、妥協せず(勿論、仕事していくうちに味付けや

料理のディテールは変化したが)、自分の出したい料理を出し続け、

ついには神戸や大阪から食通達が押し寄せる店になった。

良質なポリシーが、大きく花開いたのだ。



この日は、和歌山に住む友人と伺った。

店は瀟洒な一軒家。

裏庭や目の前の畑で、ハーブや野菜を育てている。



まずは、若くて元気なギャルソンと談笑しつつ、料理を決める。

一番高いコースにしようと思ったが、カルトからパスタを何品か取りたい為、

皿数の少ないコースにした。



まず最初に出てきたのが「サワラのグリエ、葱のピュレと下仁田ネギ」。

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ほっこりほくほくのサワラへのキュイッソンが良い塩梅。

塩加減は控え目だけど、ピュレの味が強いので十分。

下仁田ネギの甘みと苦味が、口中で美味を奏でる。

ハーブの使い方もいいね。

セコンド並の内容だった。



次は、「短角牛と白金豚の煮込み、手打ちパッパルデッレ」。

もっとソフリットの旨味がグーッと出ているのかと思ったら、

意外とトマトの酸味を前面に押し出したフレッシュなものだった。

ま、これは食べ慣れた味。

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食べ慣れているだけに、何がしかのインパクトが欲しかった・・・。

でも、これはこれで、王道でいいんだけどね。



このあと、カルトから、パスタを2品オーダー。

ウサギ肉を使ったパスタと、サザエを使った絶品パスタ。

また今度書きます。チャオ!

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