FIGHT CLUB

FIGHT CLUBは、公開前から話題騒然だった。
わざわざ休みを取り、初日に観に行った事を思い出す。
あの時のワクワク感は、未だに忘れられない。
(テレンス・マリックの「シン・レッド・ライン」も)
しかし、さほどの感動は無かった。
・・・が、そのあと再見したら、異様に面白く感じた。
もう、かれこれ10回以上は観ている。
観るたびに味わい深くなる映画だ。
大したストーリーじゃないし、ダンディズムもデカダンスも
ロマンティシズムも無いのに、何故こんなに魅力的な映画なのか。
ま、ハッキリ言って、ブラッド・ピットが抜群にカッコイイのと、
愛すべき欠点が満載の映画なので、面白いのだ。
もうひとりの主役であるエドワード・ノートンが、
「この作品は、エル・グレコの絵みたいだ。
不気味であり、狂気を感じさせる。
誰も体験したことの無い映画だ」
・・・・・と、言っていた。
言い得て妙!
仏教には、解脱と輪廻がある。
輪廻と言う試練があるからこそ、人は解脱するために経験を重ねてゆく。
綺麗に言えば、これがFIGHT CLUBのテーマだぴょん。
| 固定リンク
「映画/ドラマ」カテゴリの記事
- アウトローを演じさせたら世界屈指 原田芳雄、逝く(2011.07.20)
- 北野武は、やっぱり「世界のキタノ」でした(2010.06.15)
- 楽しみな時代劇2つ(2011.03.29)
- From Paris with Love(2010.06.04)
- ロケ地~ 大阪最強伝説・喧嘩の花道―その3(2010.04.14)