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映画のロケ地【新・仁義なき戦い】

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つい先日、大阪の日本橋(でんでんタウン)を歩いていた時、
「そういえばココ、“新・仁義なき戦い”のロケに使われてたよな?」と思い、
それらしき場所があったので、デジカメに収めました。(写真)
※つづきは、下で。

私は、仁侠(*1)映画や、ギャング映画が好きです。
とは言っても、Ⅴシネマや三池崇史が撮るような、
殺伐とした暴力的作品は嫌いです。(昔は好きだった)
任侠(*1)を引き合いに出すことによって人間の内側に眠る様々な感情や、
行き詰った時の心の鬩ぎ合いを表す作品が好きです。
(もちろん、893は好きじゃないし、その世界を賛美しません)
村上龍が、「日本映画は、困ったらすぐに893を出してくる」
と言って、自分の映画の不評を棚に上げて批判してました。
893を持って来る事でしか作品の肝を表現出来ない北野武に、
面と向かって言えよって感じですが、こればかりは言い得て妙だと思います。
ちなみに、60~70年代の任侠映画は脚本が素晴らしく、
豪華役者陣の達者な演技と圧倒的な存在感が、観る者を酔わせてくれます。
アメリカだったら、無冠の帝王・マーティン・スコセッシや、鬼才・アベル・フェラーラ。
日本だと、名匠・深作欣二や、マキノ雅弘(日本映画界の父・マキノ省三の息子)の
仁侠映画は秀逸です。

ところで・・・。
徹底して“現代の任侠”を描く監督といえば、阪本順治。
彼の作品には、70年代邦画のような泥臭さはありません。
しかも、雑多な街を上手く撮りあげるロケーションの達人にして、
キャスティングの名手。
最近は「亡国のイージス」を撮るなど段々メジャー志向になってきて、
嘗ての鋭い演出が鳴りを潜めましたが、まだまだ期待の持てる監督だと思います。
で、私が一番好きな作品は「新・仁義なき戦い」。(ダサい題名!)
構成が弱く、カタルシスなぞ微塵も感じさせない駄作なのですが、
とにかく、役者たちの演技が凄い。
ハリウッド映画は、ある種、俳優博覧会と思えるほど俳優を観るのが
楽しいのですが、阪本順治の映画も、それに通ずるところがあります。
この作品でも、豊川悦司や佐藤浩市、志賀勝(ピラニア軍団)、
大●義●(犯罪者なので伏字)、大和武士の演技、魅せ方は圧巻・絶品です。
京都や大阪でのロケーションは、マニアにとって垂涎もの。


で、例の写真ですが・・・
劇中に登場する893・中平(佐藤浩市)の組事務所に使われたビルです。
焼肉パーティのシーンに出てくるのですが、これがまた強烈なシーン!
適当に撮ったので確信は無かったのですが、帰宅後に調べてみると、ビンゴ!
この時ほど、自分の無駄な才能を愛しく感じた瞬間はありませんでした(苦笑)。
img20060907_1.jpg


*1 【任侠】
弱い者を助け、強い者をくじき、義のためには命を惜しまないという気風。
おとこぎ。おとこだて。
「―の徒」「―道」

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