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2006年11月

花街でお茶会

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先日、祇園甲部で行われたお茶会に行ってきた。

まずは、祇園甲部「八坂倶楽部(登録有形文化財)」内にて、
可愛らしい舞妓さんたちと歓談。
(実物は、この百倍綺麗です)

普段は置屋が用意する何枚もの着物から、自分で選択して着るそうだが、
今回は、指定の着物だそうだ。
簪は、紅葉。(紅葉の簪は、紅ではない)

八坂倶楽部の1階から見える庭園の紅葉。
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ビルさえなかったら、東山三十六峰が借景になったのに・・・(悔

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和傘+舞妓さん。
そぼ降る雨とのコラボレーションが良い感じ。

その後、2階へ移動し、「氷出し碾(てん)茶 」を頂く。
岩清水のように峻烈たる口当たりと、まろみのあるコクが素晴らしい!!
周りの人たちも、口々に賞賛の言葉を漏らしていた。
給仕の和服女性も綺麗どころが多く、手馴れていて感じが良かった。(当たり前か)

お茶を頂いた後、芸妓の地唄「口切」の舞。(撮影禁止)
芸妓の小富美さんは、まるで幼窕淑女といった趣の美女であった。

つづいては、6人の舞妓が舞う「祇園小唄」。(撮影禁止)
祇園小唄は何度も観たけど、6人も揃うと壮観の一言。
素晴らしい!!


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最後は、別の部屋に移動して、豆花さん(凄まじい美女)の立礼式お点前。
(豆花さんの写真を撮れなかったのが残念)

茶菓子は、蛤のお菓子で有名な亀屋則克のもの。
お抹茶は、当然の如く良いお味。
茶菓子も、たおやかな甘味が心地よく口中を満たしてくれた。


八坂倶楽部へ入るのは、今回が2度目だった。
久し振りの訪問だったので、懐かしかったなぁ・・・。
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HIGH TIMES----- SINGLES

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「HIGH TIMES」



今、ヘビロテ。



異論あるけど・・・

しばらく離れていた人や、初心者には絶対オススメ。

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Robert Altman、逝く。

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名匠・ロバート・アルトマンが亡くなった。
監督が亡くなって、こんなにショックなのは、深作欣二以来かな・・・

初期の作品は観てないが、泣く子も黙る傑作「M★A★S★H」以降・・・
伝説の「ナッシュビル」や、復活作「ザ・プレイヤー」に心を抉られた。

アメリカンニューシネマの旗手たち(デニス・ホッパーなど)が、
早々と路線変更したり、引退する中、アルトマンは、「M★A★S★H」
と同じことを、死ぬまで続けた。(これは凄いことだ)

得意とする群像劇で、人間の愚かさや愛おしさをスクリーンに刻み込み、
その独特の視点と感性は、他の追随を許さなかった。





ベタな〆になるけど・・・・・
映画界は、また巨大な才能を失った。
合掌。

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東福寺・塔頭「即宗院」と、山茶花

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2006年版・犬神家の一族

12月16日から公開される「犬神家の一族」。



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監督は、永遠のモダニスト・市川崑(91歳!)。

76年に市川監督が撮ったセルフリメイクで、

主演(石坂浩二)も、カット割りも、脚本も、全て同じ。

何故、今更この名作をリメイクするのか定かではないし、

あまり合点が行かないのだが、どうやら、ラストシーンに

市川崑のメッセージ(決して私的なものではなく)が籠められているらしい。

ラストのメッセージを活かすための完全リメイク。

特に、76年版を知っているファンは、見逃してはならない。



当初、松嶋菜々子に絶世の美女・珠代の役は似合わないと思っていたのだが、

トレーラーを観ると、なかなか良い感じだった。

奥菜恵も熱演してるし、深田恭子(坂口良子が演じた役)も可愛い。



コチラは、TVのトレーラー。

尾上菊之助・・・まるで、あおい輝彦の生き写し!(・・・に見えるのは、俺だけ?)





劇場に行く前に、もう一度、76年版を観てみたいと思う。

今の邦画には絶対に無い「怨念・因習・憎悪・愛憎」が、

画面から芬々と匂い立ってくるような大傑作。

映像も素晴らしいし、何より役者の演技が強烈。

「愛のバラード」を聴くと、背筋が凍る。



-----------追記------------

can we beat them?の=OyO=さんから頂いた情報によると・・・



TVニュースによると、予告編に使用されている

"湖畔に浮ぶ二本の脚"のシーンは、76年版を流用したらしい。

ヒッチコックが英国時代に制作した作品をハリウッドで

新たに撮り直したという様なセルフ・リメイクはあるけれども、

ここまで徹底したものはないそうである。

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龍吟庵・庭園

今、京都は、第42回京都非公開文化財特別拝観の真っ最中。



ずーっと前から行きたくてたまらなかった飛雲閣(世界遺産・西本願寺内)と、

東福寺の塔頭・龍吟庵(&即宗院)を回ってきた。

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写真は、重森三玲作庭の龍吟庵・庭園。



三玲の作品の中で、一番アヴァンギャルドな庭園だと思う。

「龍」をモチーフにした猛々しい庭と、雷をデザインに取り入れた竹垣のコントラストが圧巻。

国宝の方丈も、息を呑むほど素晴らしかった。

詳しくは、mix●日記にて。

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SUMIYA--- 秋季鑑賞会・その弐・八千代太夫の舞

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ということで、第二弾。

★まず、はじめに★
---太夫(たゆう)とは---
遊宴の持て成しを公認された女性の中の最高位とされ、
美しいだけではなく、茶、花、詩歌、俳諧、舞踊、
文学などあらゆる教養を身につけており、
歴史上では「吉野太夫」や「八千代太夫」が有名。
因みに、島原は遊廓ではなく、花街(歌舞音曲を供して遊宴する街)
であり、所謂、吉原のような歓楽の場とは一線を画す。

今回、舞を魅せてくれたのは、八千代太夫。
おちょぼ口が可愛らしく、箱河豚を彷彿とさせる京美人。
写真撮影は厳禁だったので、舞を舞った場所・・・
虎の襖前を押さえときました。

「舞上演」
●地歌・ここは島原
●端唄・島原詞

20~30キロはあろうかという着物を涼しげな顔で着こなし、
舞妓や芸妓なぞお話にならないくらいの教養を持つ
太夫のドッシリとした貫禄のある舞は、まさに、綽約多姿といった趣。


あっと言う間に終わった舞の後、網代の間にて、「呈茶式」。
たおやかな甘さの餡を湛えた和菓子と、香り高い御抹茶で一服。
その後、滅多に観る事の出来ない「扇の間」や、「青貝の間」等を鑑賞。
ディテールのひとつひとつが溜息ものの素晴らしさで、
江戸期の成熟した花街文化を「これでもか!」と、
感じられるラグジュアリーな空間に陶酔した。

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さようなら、キョウイチ朗

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かつて、大阪の2丁目劇場(※)で、短期間だが強烈な印象を残した

「元・ぴのっきを」の清水キョウイチ朗が、41歳の若さで急逝した。



本当にショックである。

あまりにも才能が在り過ぎて、その所在が分からず、

不器用すぎて純粋すぎてアホすぎて世間知らずすぎた為、

めちゃめちゃ生き難い人生だったに違いない。



今日の「なるトモ!」で、公私共に深い付き合いのあった

メッセンジャーの「あいはら」は、

お悔やみの言葉を言う前に絶句し、泣き出した。

ケツカッチンの高山も、かつて愛する相方(河本)を

突然亡くしてるだけに、その言葉は深かった。





清水キョウイチ朗は、ある意味、ジミー大西や、たいぞう 

よりも天然で、あの後藤秀樹よりもカッコつけだった。



逸話は、山ほどある。

その逸話を挙げると、かなりの猛者でもドン引きするであろう。

だから、ひとつだけ挙げておく。



今から10年ほど前・・・

盟友だった(はずの)べいぶる~す・河本が亡くなった夜、

雨上がり決死隊や、清水キョウイチ朗ら芸人仲間たちが

霊安室で一晩過ごすことになった。

キョウイチ郎自ら「河本が帰って来るかもしれんから」と言い出し

窓を開けたのだが、夜も更けたころ隅で眠りについていた

清水がむくっと起き上がり 「さっぶぅ~」と言いながら

迷うことなく窓を閉めた。





ありがとう。

キョウイチ朗。

驚異的な早口のボケと、

私生活の数々の逸話を忘れません。







※今は無き、伝説の劇場。

ここから、ナインティナインや雨あがり決死隊など、

多数の大物芸人が生まれた。

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SUMIYA--- 秋季鑑賞会・その壱

やっと公私共に落ち着いてきたので、一昨日、京都へ。

廓友・K氏(照明デザイナー)の御蔭で、大変貴重な角屋の夜を体験する事が出来た。





仕事が終わってから、K氏と合流。

五條楽園の遊廓建築を観た後、e●ish(西堀晋デザイン)にて、軽く晩御飯。

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その後、タクシーで島原大門の前まで行き、太夫の舞を鑑賞する為、角屋までそぞろ歩く。



*まずは、角屋の外観と玄関を。

●市川 崑の“銀残し”を意識して(笑)撮った角屋の外観。

夜に明かりが灯るなんて、絶対に考えられない事だ。

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●通りから、あの「扇の間」が見える!

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●角屋の玄関。

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ここを、新選組の猛者たちや、清河、久坂、木戸(桂)など、

幕末・明治の要人、谷崎、吉井などの文豪たちが通ったのです。



●2階にも明かりが灯っていて、実に綺麗。

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~つづく~

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