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建築家の腹

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●人生の闇
・牧師だった父が家を出ていく
・大学を中退し、19歳でシカゴの建築事務所へ
・W不倫
・駆け落ち
・2度の離婚
・使用人に、家族と弟子達を惨殺される
・女性問題が祟って信用を失い、20年間、中央から姿を消す
・大恐慌と莫大な慰謝料で苦しむ
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◆日本との関わり
・シカゴ博覧会で観た鳳凰殿(平等院鳳凰堂を模した建築物)に魅了される
・来日し、自然と一体になった京都の建築を見て感銘を受ける
・帰国後、グッドリッチ邸やダナ邸など、神社仏閣の造形を模したデザインの邸宅を発表し、好評を博す
・スランプ中、日本から呼ばれて帝国ホテルを設計
・6年間の日本滞在中、「鳳凰殿」のような建物を遺したいとの野望を持つ

★栄光 ~落水荘
・ピッツバーグ郊外に設計した「落水荘」で大復活を遂げる
・設計図は、2時間で仕上げられた
・「滝の上に家を建てられるわけが無い」と、非難を浴びる
・完成後、施工主のカウフマンは、「屋外にいるより自然を感じる」と賞賛
・施工主に反対されたが、リビングの中央に“川のせせらぎ”を感じられる階段を作る
・視線が窓の方にいくよう天井が低く作られている
・内と外の融合を実現する為、一つ一つの窓に工夫を凝らす
・二階の寝室には、歌川広重「堀切の花菖蒲」(本物)が飾られている


「私は家を作っているのではない。空間を作っているのだ」


---唯一、実現しなかった事---

それは、建物の色。



その色とは、ゴールド。

張り出したバルコニーを金箔で覆う事を考えたが、
施工主の反対により、実現せず。
38歳のとき京都で観た鹿苑寺の金閣に衝撃を受け、
着想したと言われている。


波乱に満ちた人生も、60代から安定。
タリアセンにて、多くの弟子達と共に幸福な生活を送る。

70歳を過ぎてから世界の建築史に残る作品を、精力的に発表。
・ベス・ショーロム・シナゴーグ
・グッゲンハイム美術館
・マリン郡役所
・・・等々。



・タフ
・決して挫けない
・自由を謳歌
・数々の女性遍歴・・・
やリたいことを、やりたいようにやった“最後のアメリカ人”。


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「住宅は芸術作品たる事によって、より住まいらしくなる」
 ---フランク・ロイド・ライト


※写真は、ライトが設計したヨドコウ迎賓館です。
(旧山邑家住宅・国指定重要文化財)

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