« 夏バテには、この料理 | トップページ | 芸術の秋---重森三玲庭園美術館 »

NPB不世出の大捕手、引退。

furuta.jpg

東京ヤクルトスワローズ・PM・古田敦也、引退会見。

思わず貰い泣きしてしまった。

心から、お疲れ様と言いたい。

名将・野村克也監督時代のスワローズが好きだったので、
やっぱり、スター選手だった古田の引退は、非常に感慨深い。
(「仲良し最下位争いクラブ」が「常勝集団」へ変貌を遂げるが、実に明るいチームだった)


あらゆるスポーツで一番高い技術と運動能力を要求されるのは野球である。
サッカーでもバスケでもアメフトでもない。
その世界で長年トップを走り続けた偉大なる選手・古田敦也。

兵庫の無名校・川西明峰高校から京都の立命館大学へ。

4年時にドラフト候補とされたが、「メガネの捕手」、「打撃が弱い」

との理由で、各球団は指名を見送る。

社会人野球のトヨタ自動車に進んだ古田は、肩・打撃に磨きをかけ、

ヤクルトスワローズからドラフト2位指名を受ける。

入団後、野村監督に鍛えられ、NPBを代表する名捕手へと成長した。





---これらは古田の偉業---



・社会人(大学卒)出身捕手で2000本安打達成

・首位打者1回 (捕手としてはセリーグ初。これは奇跡的)

・MVP2回

・シーズン盗塁阻止率.644の日本記録樹立

・通算盗塁阻止率.464

・通算打率.293



野球を知ってる人なら、この記録がどれだけ凄いか分るはずだ。

まさに、捕手の中の捕手。

NPB史上No1捕手は野村克也だろうが(打撃成績が圧倒的)、

肩とスローイング技術は、古田に軍配が上がるのではないだろうか?

(勿論、野村克也の現役時代は一度も観た事無いけど…)



まだ名門の雰囲気が残っていたオリックスとの日本シリーズでは、

あのイチローを徹底マークして完全に封じ込めたり、

近鉄との日本シリーズでは、全盛期の中村紀、ローズ、吉岡などが

ズラリと並ぶ超・強力打線を沈黙させた。

ほぼ、古田の手腕である。



「野球の本質」を垣間見せてくれた偉大なプレイヤーとして、

野球史に燦然と輝き続けるだろう。







古田は、様々な剛腕たちのボールを受けてきた。

特に、天才・伊藤智仁とのバッテリーは伝説になっているほど。



PMになってからは、全くと言っていいほど振るわず、

晩節を汚したような印象がある。

引退後は、解説者や文化人としての活動を通じて、

プレー以外の才能を世に知らしめてほしい。

わざわざ書くまでもないが、非常に頭の良い男だし、

そのソフトな人柄は求心力がある。

(監督としては×だったが・・・)



プロ野球界に対して色々と言いたい事があるだろうし、

力を出せなかった自分に、強烈な苛立ちを覚えているだろう。



数年後、再びNPBに戻り、指導者として花を咲かせてほしい。

彼なら、「名選手、名指導者にあらず」、という定石を崩せるはずだ。

野村監督の遺産を、次代の選手達に紡いでもらいたい。

何か、新しい事をやってくれそうだ。







本当に凄い捕手だった!!!

img20070920_1.jpg

|

« 夏バテには、この料理 | トップページ | 芸術の秋---重森三玲庭園美術館 »

スポーツ」カテゴリの記事

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.f.cocolog-nifty.com/t/trackback/1328421/33176962

この記事へのトラックバック一覧です: NPB不世出の大捕手、引退。:

« 夏バテには、この料理 | トップページ | 芸術の秋---重森三玲庭園美術館 »