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2008年3月

はなれ瞽女おりん

名作「はなれ瞽女おりん」。

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原作が水上勉という事で、テーマは重苦しい。

だが、その重苦しさの中に、燦然と輝く男女の情愛。

篠田正浩の生真面目な演出が功を奏し、原作の良さが存分に活きている。

狙ったのか、偶然か。

女の愁い、男の哀しみを、これほど巧く描いた映画は稀だろう。

この頃の篠田にはアイデアがあった。

人を引っ張ってくる手腕にも長けていた。

武満徹、宮川一夫、粟津潔・・・日本映画界が世界に誇る鬼才たち。

こうして考えてみると、篠田は監督というよりプロデューサーという感じ。(良くも悪くも)

黒澤のように専門家に意見せず、信頼して全てを任せている。

だから、スタッフはやり易かっただろう。

それによって弊害も出てくるのだが・・・



瞽女(ごぜ)とは何か

【ものがたり】

「盲目の旅芸人である瞽女(ごぜ)として生きたおりん(岩下志麻)

は、男に抱かれるという規律を犯したため、瞽女社会から追放され

「はなれ瞽女」として諸国を旅していた。

その途上、出会った脱走兵・平太郎 (原田芳雄)と旅を続けるが、

なぜか彼は体を求めない。彼には心を閉ざすある秘密があった・・・」









まず、岩下志麻が美しい。(40代前半の頃かな)

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人工的な美しさではなく、色香漂う「ナマっぽい」美しさ。

役柄だろうか、その表情に婉容を感じる。







原田芳雄。咽返るような男の色気が素晴らしい。

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撮影監督・宮川一夫の映像美にも注目。

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瞽女たちは、こうやって越後路を旅した。

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厳しい自然・貧困・盲目のハンデキャップと戦いながら、懸命に生きる。

懸命に生きる姿というのは、実に美しい。











おりん と、平太郎の束の間の幸せ。

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これらのシーンがあまりにも儚い為、ラストへの道行きが胸に迫るのだ。







以下、印象深いシーン。



平太郎に向かって、「抱いて欲しい」と哀願する おりん。

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体と体が繋がってないと愛を実感出来ない おりんの弱さ・淋しさが切ない。

このシーンは深い。あまりにも深い。







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「目の見えない瞽女の私には、兄さんの姿・形は見えなかったけども、

兄さんの心が見えたのです!」

厳しい尋問を続ける憲兵に向かって おりんが叫ぶ。

複雑な心の機微を、確かな演技で表した岩下志麻の凄みが伝わってくる。







窓越しに心通わせる2人。

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涙なくして観れない。





真剣に愛し合った事のある男女だったら、絶対に心砕かれる傑作。

「愛し合う」という事が絶滅寸前の今、このような物語が受け入れられるだろうか。







「これは日本人の原風景だ。私は失われた日本への哀切感が、

この映画を作るバネだと感じている」(篠田正浩)

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東山・花灯路・2008

週末、仕事が終わってから、久し振りの上洛。



カフェ(五条)の特等席で息抜き。

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鴨川&東山を見ながら、のんびりと。



帰国後も強烈な激務だったから、やっと一息つけた感じ。





いつ来ても、このカフェは居心地最高。

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雑貨のセレクトがミニヨン♪

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花灯路へ参る。

円山公園は、こんな感じのオブジェが並んでる。

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花灯路は、18時~21時半まで。

一寺院を観るだけでも相当時間が掛かるので、何日かに分けて行くべし。



M嬢のリクに応え、清水さんへ。

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何度も来たけど、「胎内巡り」(最高!)があるので飽きない。





心地良い春の夜風に吹かれながら、清水の舞台を眺める。

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東山から満月が昇ってきた。

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最初、この月が宇宙船に見えた(笑

めっちゃ幻想的だったなぁ・・・。

月を見て思ったけど、やっぱり自然の灯りは素晴らしいね。

どんなライトアップも敵わない。





夜はM嬢と飲み、そのまま京都泊。

刺激的な一日だった。

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月眞院 ~御陵衛士の居た場所~

京都観光の聖地・東山界隈には、人気寺院が集結している。

その東山の麓にある高台寺や円徳院といった超メジャーな寺院の傍にありながら、

原則非公開で、あまり目立つことの無かった「月眞院」。

(昨秋から土日に限って一般公開されている)

鋭い方は、石碑を見かけて萌えていたはず。

ここは、あの「御陵衛士」たちの屯所だったのだ。





御陵衛士といえば、

・幕末屈指の策士であり、北辰一刀流の達人であった伊東甲子太郎

・「油の小路の変」で、日本史に残る激闘を演じた二刀流・服部武雄

・鳥羽伏見の戦い・戊辰戦争などを経験し、維新後まで生きた篠原泰之進

他・・・藤堂平助、阿部十郎、斎藤一など、剛の者が集まった政治結社である。

じっくり調べると、眠れなくなるほど面白い!!





門を潜ると、この藝術的な「丸」の窪みが出迎えてくれる・・・素晴らしい。

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中に入ると、愛想の良いお姉さんがお茶を点ててくれる。

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京都で唯一、八坂の塔が借景になった庭園。

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さて、この後は・・・

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虹の島より帰国

無事に帰国。



1ヶ月の就業中、休みが2日(うち、半休2日)という過酷さ・・・。

疲れと緊張もあって食事が満足に出来ず、5.5キロも痩せてしまった。

もっとタフにならねば!

学ぶことも多かったが、反省することも多かった。

人生、ずっと勉強だね。

止まったらおしまいだ。





貴重な休みの日、ワイキキで泳いだ!

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