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2008年4月

旧乾邸 その2

入ってすぐ、ホールの階段。

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分厚いチーク材を使用して造られた階段は、民家3軒分の建築費が掛けられているという贅沢さ!





エントランスは来客がリラックスする為に明るく造られているので、

ホールは一転、ダークな雰囲気にしてあるそうです。

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明暗をくっきり演出し、意外性をもたせる為だとか。





ホールからゲストルームへ行きます。

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私は、ここが一番気に入りました。



床は楢の寄せ木で細やかな細工が施されています。

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旧乾邸 ~阪神間モダニズム残影~その1

ゴールデンウィーク、皆様は如何お過ごしでしょうか。

何でも、11連休の人がいるそうで… 全然、羨ましくないです。

遊びすぎてボケないよう、お気をつけ下さい。





今日は、素晴らしい陽気でした・・・美しい花が咲き誇ってます。

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建築家の友人にくっついて、神戸・住吉にある「旧乾邸」に行きました。

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近畿圏が関東よりも元気があった頃、大物実業家たちが

挙って阪神間の山手に邸宅を構えました。(阪神間モダニズム)

解りやすく言えば、山崎豊子「華麗なる一族」ですね。

でも、あの忌まわしき阪神淡路大震災で、いくつかの瀟洒な邸宅が全壊したのは惜しい事です。



さて、旧乾邸。

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1936年(昭和11年)、大正~昭和の名建築家・渡辺節が設計しました。

代表作品は、旧京都駅、大阪商船神戸支店、大阪ビルヂングなどの業務用建築物。

現在残されている個人邸宅は、この旧乾邸ほか2例しかありません。



住んでいた乾新兵衛(乾汽船会長)は、日本ゴルフ協会長も務めた大実業家でした。

邸宅の建築費は45万円。

今の貨幣価値に直すと、12~14億円だそうです。

乾さんと設計者の渡辺さんはマブダチだったので、

乾さんの我儘な注文に、渡辺さんは完璧に応えて設計したそうです。

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必殺4 ~恨みはらします~(京都ロケ編)

1・冒頭に出てくるのは、大覚寺・明智門。

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2・京都観光の聖地、東山にある大谷祖廟。奥田右京亮登場シーンで使用されている。

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大覚寺・明智門のシーンと繋げ、画に奥行きと迫力を与えている。

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興味のある方は、mix●のコミュへどうぞ。





3・世界文化遺産・下賀茂神社。

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世界遺産でロケするなんて、今では考えられないほど贅沢!



廃墟になった後半のシーン。

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4・光明寺・御影堂。

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最初に観た時、知恩院かと思った・・・良く似てる。

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5・北野天満宮。

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6・切腹のシーンに使われてるのは、建仁寺の方丈・前庭!!

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まだまだ京都でロケされているけど、場所が確認出来なかった・・・

ロケ地を重点において映画を観るというのも面白い。

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必殺4 ~恨みはらします~ その2

真田広之・・・この時、27歳。

凄い色気だ。

小姓との2ショットが映える。

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個人的な意見だけど、優れた表現者というのはバイセクシャルだと思う。

若い頃の彼は、そうだったに違いない。(本来は無類の女好きだろうけど)



JACで鍛え抜かれたキレのあるアクションも必見。

薙刀の使い方が、超クール!

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草野大悟が出てきたので泣けた。(左)

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死ぬには早すぎた伝説の怪優。





こちらも、死ぬには早すぎた超名優・成田三樹夫。(東大中退のインテリ)

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抑えた演技だが、存在感は一級品。







さて、監督が深作という事で、殺陣とアクションシーンは他の追随を許さない。

私が一番震えたのは、おけら長屋の廃屋で繰り広げられる千葉真一vs蟹江敬三。

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迫力満点のカメラワークと、ここでも効果的に挿入されるスコア「大殺陣」が、

物語を、いやが上にも盛上げる。

観る人は、絶対に震えが止まらないだろう。



「L.Aコンフィデンシャル」で、ラッセル・クロウが魅せた屋内銃撃シーンと比肩しても

全く引けをとらないアクションシーン。







そして、最期をキッチリ泣かせる劇的な落とし。(かなりベタだが、それが素晴らしい)

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この場面を完璧に落とすことの出来る深作を、本気で尊敬する。





時代劇の枠を超越したエンターテインメント時代活劇。

天皇・黒澤や、岡本喜八には撮れないタイプの作風。

正真正銘の傑作。

「柳生一族の陰謀」(これも超絶な傑作)と併せて観るべし。





ふと思ったんだけど、

「あずみ」とか「さよならみどりちゃん」を、深作が撮ったら面白かっただろうなぁ。

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必殺4  ~恨みはらします~

深作欣二。

日本が世界に誇るべき映画監督。



出身が茨城の水戸ということで、作風の根底に水戸学のような熱さを感じる。

(バックボーンが、これほど作品に投影された映画監督はいない)

代表作「仁義なき戦い」シリーズは、ハリウッドの超大物・タランティーノや

ジョン・ウー、異能・杉作J太郎など、多方面に熱狂的信者を生んだ。





撮ったジャンルは多岐に渡る。

文芸大作~時代劇~恋愛物・・・

しかも、花街の内幕を鮮やかに描いた「おもちゃ」までカバーする豊かな才能。

多作の割りに、そのほとんどが傑作という鬼才。

作品に共通するのは、圧倒的緊張感と、日本人が最も不得意とするアクション演出の妙。

遺作は、物議を醸した「バトルロワイヤル」。

松坂慶子や荻野目慶子など、女優達との情事も華やかだった。





その深作欣二が1987年に撮った「必殺4 ~恨みはらします~」。

人気を博したTV時代劇「必殺仕事人」4度目の映画化である。

さすがに映画版は脚本が良く練られ、金の掛け方も凄まじい。

(バブル真っ只中だからか、全てにおいて贅沢)





オープニングからして、既に傑作の匂いがぷんぷんする。

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土佐の天才絵師・絵金(弘瀬金蔵)の作品を髣髴とさせる鮮烈な芝居絵と、

この映画の為に作曲されたスリリングなスコア「大殺陣」のMIXに武者震い。

「お、これは期待出来るぞ」という、胸騒ぎにも似た興奮を味わわせてくれる。

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スタッフのクレジットから俳優のクレジットに移行するシーンも圧巻。

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おどろおどろしい芝居絵が光速で交錯し、まるで、センスの良いVJのプレイを思わせる。





まず、

タランティーノが影響受けてるな~と思わせる冒頭のシーン。

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この時点で、深作は観客の心をグッと掴む。









京劇風のメイクを施した旗本のクソガキどものカブキっぷり。

カブいてる!カブいてる!

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ド真ん中を張る堤大二郎・・・事故さえ起こさなければ、良いポストに就いてたはずなのに。







この作品を観ていて思ったのだが、深作は、陰間や歌舞伎も好きだったのではないか。

(歌舞伎と言っても、勃興期の妖しげな歌舞伎)

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不夜城・吉原が出てくる。(このセット、まぁまぁ良く出来てると思う)

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哀しげな遊女の最期を容赦なく演出する深作の剛腕!!

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桜景 

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「細雪」のロケ地 ~関西~その2

平安神宮。(今の時期、紅しだれが見頃)

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素晴らしい5ショット。(石坂浩二が若い)

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谷崎も愛した平安神宮・神苑。

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地元が出てきた!(阪急沿線ではなく、鳴尾御影線から撮ったショット)

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劇中で安治川(大阪)の設定だが・・・マジで安治川でロケしてたら凄い。

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この界隈は、濃い~歴史が詰まった土地なのだ。





~おまけ~



こいさん(古手川祐子)、可愛い!!

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大正~昭和初期の阪神間モダニズムに代表されるように、

この時代の大阪~神戸は素晴らしい文化を誇っていた。

やっぱり、歴史・文化は関西にある。

過去の栄華になったものが多いけど・・・

文化は、一度破壊されると、もう元に戻らないのだ。

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「細雪」のロケ地 ~関西~その1

文豪・谷崎潤一郎の名作中の名作「細雪」。

大谷崎は生粋の江戸っ子だが、阪神間に21年間住んだ。



「細雪」の舞台となったのが、神戸の住吉にある倚松庵。

(倚松庵については、機会があればUPします)



この名作は今まで3度映画化されたが、中でも傑作の誉れ高いのが

今年の2月に亡くなった名匠・市川崑が、1983年に撮ったもの。

市川監督の美学が目一杯詰まった素晴らしい作品。

(レビュウを書く時間が無いので、これも機会があればUPします)





まず、当時の配役が超豪華。

オートクチュールの着物に身を包んだ大女優たち。

皆さん、色香たっぷりで美しいこと!



岸惠子。

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佐久間良子。

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吉永小百合。

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古手川祐子。(めちゃめちゃ好み…この時は、24歳くらいかな?)

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ロケ地。



まず、オープニングを華々しく飾るのは、桜の嵐山。

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そして、渡月橋。(春の霧雨と渡月橋のコントラストが美しい!)

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大沢池。(桜は、映像を際立たせる為の造花)

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原谷苑。

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その2へ続きます・・・

2008/04/14 映画/ドラマ | | トラックバック (0)

Sakura~Tokyo・2008

上京したついでに、千鳥が淵で花見。

東京の友人が案内してくれた。





初めて見た半蔵門。この日は、花曇りで肌寒かった・・・。

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