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旧乾邸 ~阪神間モダニズム残影~その1

ゴールデンウィーク、皆様は如何お過ごしでしょうか。

何でも、11連休の人がいるそうで… 全然、羨ましくないです。

遊びすぎてボケないよう、お気をつけ下さい。





今日は、素晴らしい陽気でした・・・美しい花が咲き誇ってます。

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建築家の友人にくっついて、神戸・住吉にある「旧乾邸」に行きました。

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近畿圏が関東よりも元気があった頃、大物実業家たちが

挙って阪神間の山手に邸宅を構えました。(阪神間モダニズム)

解りやすく言えば、山崎豊子「華麗なる一族」ですね。

でも、あの忌まわしき阪神淡路大震災で、いくつかの瀟洒な邸宅が全壊したのは惜しい事です。



さて、旧乾邸。

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1936年(昭和11年)、大正~昭和の名建築家・渡辺節が設計しました。

代表作品は、旧京都駅、大阪商船神戸支店、大阪ビルヂングなどの業務用建築物。

現在残されている個人邸宅は、この旧乾邸ほか2例しかありません。



住んでいた乾新兵衛(乾汽船会長)は、日本ゴルフ協会長も務めた大実業家でした。

邸宅の建築費は45万円。

今の貨幣価値に直すと、12~14億円だそうです。

乾さんと設計者の渡辺さんはマブダチだったので、

乾さんの我儘な注文に、渡辺さんは完璧に応えて設計したそうです。

この邸宅は国の保有となり、その行く末が心配されています。

1996年に相続税として国に物納され、神戸市が買い取って観光スポットにする

予定だったのですが、市の財政難で雲行きが怪しくなった為(株式会社神戸w)、

存続が危ぶまれているのです。

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兵庫県・高砂特産の竜山石を、ふんだんに使ったエントランス。

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エントランスの天井にタイルを使い、和の建築技法で「網代天井」を造っています。

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粋ですね!粋!



玄関側から見た外観。

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列柱は、西洋の修道院をイメージし、癒しや静寂を表しているそうです。

柱は円柱や角柱があり、統一されてないのが良い感じ。

煙突の模様も、ディテールまで拘ってます。





来客用玄関。

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スペインで作らせたというマジョルカタイル。

バックのタイルは、トルコから直輸入したものです。



玄関の扉はガラスに真鍮の模様が施されてます。

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現代の技術では再現出来ないとか・・・







次回は、ホールとゲストルームをUPしたいと思います。

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