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大菩薩峠 feat. RAIZO ICHIKAWA  その壱

幼少の頃から、親~祖父母の世代が観ていた日本映画が好きで、

同世代の友人たちと話しが合わなかった。(早熟だったからw)

しかし、大人になった今は、様々な世代の人と知り合えるので、

古い日本映画の話題で盛り上れるのが嬉しい。





先日、全盛期の大映を支えたプログラムピクチャーの雄・三隅研次の作品「大菩薩峠」を観た。



日本映画黄金期に於ける、大映京都撮影所の鋭気がバシバシ伝わってくる力作。



原作は、中里介山。

(色男だったのに独身同盟なるものを作り、生涯独りで通した変わり者)

内容が気になる方は、ネットにあるレビュウを観ていただく事にして・・・



この作品の魅力は、主人公・机龍之介を演じた市川雷蔵(当時29歳)に尽きる。

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市川雷蔵

京都市堀川丸太町生まれ。(生家址に石碑を建立してほしい)

37歳の若さで夭折した伝説のスーパースター。

雷蔵を見ていると、今の俳優達がクソに思えて仕方ない。



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妖気、刻薄、翳、煢煢・・・

ダークヒーロー・机龍之介が、これほどピタリとハマる俳優って、現代にいるだろうか? 

(来年は没後40周年。京都みなみ会館の市川雷蔵祭が楽しみ)



「放れ駒」の黒紋付着流しが、死ぬほどカッコいい。

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「放れ駒」は、呪われた魔将・平将門のシンボルである。

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初めて雷さまを観たのは、『斬る』だった。

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とにかく、その美しさ・妖しさに中てられた。(というか、陶酔した)





娯楽が多様化するに従い日本映画は衰退の一途を辿ったが、

昔の作品は、世界に通用する傑作ばかりである。(当然、駄作や珍作も多い)

日本映画黄金期、才能ある者の殆どが映画界に飛び込んだ。

その時代のパワーが、「大菩薩峠」からも恐ろしいほど伝わってくる。



冒頭・・・このシーンで、監督のセンスの良さが分かる。

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雷さまの親指、結構太い・・・殺陣の練習を積んでいたからかな。





雷さまの妖気に怯む事なく熱演を魅せる中村玉緒。

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今の玉緒はガラガラ声のパチンコ婆さんだが、若き頃は魅力たっぷり。

勝新が惚れたのも頷ける。

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不世出の美人女優・山本富士子

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邦画の枠に収まりきらない流麗な目鼻立ち。

悪名高き五社協定で、映画女優としての命は短かった。大変惜しい。



※大映京都撮影所(現在は消滅)に於ける奇跡のツーショット。富士子×玉緒。

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