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新・仁義なき戦い PARTⅠ

欠点だらけなんだけど、どうしようもないほどの魅力を感じてしまう、愛すべき作品。

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監督の阪本順治は、役者顔負けの男前。

生まれは、大阪の堺市。



そういえば、堺という土地は、凄い人を沢山輩出している。

千利休、6代目・片岡愛之助、河井醉茗(詩人)、行基、黒谷友香(女優)、光明皇后、小西行長(安土桃山時代の名将)、さいとうたかを、阪田三吉(将棋棋士)、沢口靖子、、丹下健三(世界的建築家)、永澤俊矢(俳優、スケールが大き過ぎて売れない)、中谷彰宏(名著・面接の達人)、なだぎ武(お笑い界が誇る鬼才中の鬼才)、夏目ナナ(世界一の不夜城「飛田新地」伝説の姫)、藤本義一(直木賞作家)、町田康(芥川賞作家)、萬田久子(女優)、間宮吉彦 (空間デザイナー)、山田花子、山本容子(版画家、生まれは埼玉県)、横山やすし(漫才師、生まれは高知県)、与謝野晶子(歌人)





まず、冒頭。

トヨエツが、3代目の骨を拾うシーン。

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阪本順治の圧倒的美学を感じる。





息をつく間もなく、続けざまに凄いシーンが襲い掛かってくる。

亡くなった3代目の納骨に向かう田舎の畦道・・・

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故障したトラクターが組員たちの行く手を阻み、仕方なく車から降りて歩くシーン。

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布袋寅泰の「Battle Without Honor or Humanity」(後に、タランティーノが「キルビル」で使用)をバックに、いかつい面構えの男たちが画面を覆い尽くす。





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このシーンは、京都・園部でロケされた。

本当は京都市内でロケしたかったらしいのだが(深作欣二の「仁義なき戦い」シリーズの葬式参列シーン

・・・堀川通りロケのように)、許可が下りず、このようなシーンになった。

しかし、ケガの功名とでも言おうか。

日本映画史上屈指の名シーン誕生となったのだ。







【アクの強い俳優陣】



志賀勝。(伝説の「ピラニア軍団」の生き残り)

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“ほんまもん”の大●●行。(犯罪者なので伏字)

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犯罪さえ起こさなければ、凄い役者として活躍の場を広げてたのに・・・





主役の豊川悦司。

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ヤクザもんは似合わないと思っていたが、センシティブな演技が功を奏していた。

映画表現に於ける「奇跡の化学反応」というやつだ。

※もう1人の主役・布袋寅泰も大熱演だった。(滑舌は悪かったけど)





松重豊。 今や、脇で欠かせない役者。

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トヨエツの兄弟分を上手く演じ、独特の存在感を披露。

大声でガーガー怒鳴るのが演技だと思ってる小劇団出身の役者たちに見せてやりたい。



村上淳。

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前も書いたが、70年代生まれの役者は、イマイチ存在感が薄い。

でも、ムラジュンは別格・・・70年代生まれの誇りだ!

この作品の演技は、辛口のm@stervision氏に賞賛されていた。





大和武士。(元プロボクサー)

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この役者も事件起こしてたなぁ・・・ 勿体無い。(復活を強く望む)

永澤俊矢や隆大介と同じく、スケールが大きすぎて仕事が少ないのが難点。

この作品では、はぐれ者のアウトローを嬉々として演じ、強烈な存在感を魅せている。

※名台詞→「安定剤と睡眠薬で飛んでるヤクザなんて、笑おうが」。







PARTⅡへ続く。

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