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ヴォーリズの名建築・六甲山荘①

東京から来た友人のY子さんと、六甲山まで遊びに行ってきた。



関西の夏は日本で一番暑いので、涼を取るには山へ行くのが良い。



【六甲山】

「日本における近代リゾート開発は明治時代、神戸市の六甲山において始まる。

登山(1874年に六甲山で日本最初の近代登山が外国人パーティにより行われた)や

ハイクのための山道の整備から、やがて山頂エリアに外国人の別荘が並び、

日本初となるゴルフ場などのレジャー用施設が建てられた。

これらは全て外国人居留地の欧米人により行われたものである」(Wikiより抜粋)



六甲山頂から、神戸市街を見下ろす。

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晴天だと恐ろしいほどの絶景なんだけど、残念ながら霞がかっていた。





この日の目的は、数多くの西洋建築を手懸けた鬼才、

ウィリアム・メレル・ヴォーリズの名作「六甲山荘」を観に行く事。

※【ヴォーリズの代表作】

遺愛学院講堂(函館市・国登録有形文化財)、山の上ホテル(東京都千代田区) 、

軽井沢会集会堂・日本キリスト教団軽井沢教会(共に長野)、

旧マッケンジー邸(静岡市・国登録有形文化財 )、

ヴォーリズ夫妻自邸・池田町洋館街(共に滋賀県近江八幡市)、

同志社大学・啓明館、アーモスト館(京都市上京区・共に国登録有形文化財) 、

旧下村邸(京都市上京区・京都市登録有形文化財)、駒井家住宅(京都市左京区)、

東華菜館(京都市下京区)近江岸家住宅(大阪府堺市・国登録有形文化財)、

小寺邸(神戸市東灘区) 、神戸ゴルフ倶楽部クラブハウス(神戸市灘区) 、

旧居留地38番館(神戸市中央区)、 神戸女学院大学・理学館、文学館、図書館、総務館 (西宮市)





リゾートの雰囲気が漂う木立の中をゆく。

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鳥たちの囀りや、絹のような風が心地良い。





緑眩いゴルフ場~蒼く輝く沼を横目に歩いて行くと、六甲山荘が現る。

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関西大学の教授や大丸百貨店監査役を務めた小寺敬一の別荘として、1932年に建築された。





北庭から観た山荘。

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避暑地なので、庭は北側にある。





近くには、あの松下幸之助や、サントリー・佐治会長が建てた別荘があるそうだ。





コンパクト且つ、コージーなテラス。

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ここでアペロしたら気持ち良さそうだなぁ・・・





さて、気になる内部は・・・

ディテールまで徹底的に拘って造られた建築の妙に陶酔する。

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椅子からランプまで、全てオートクチュールという究極の贅沢。

暖炉は現役。



好きな本やDVDを持ち込んで、一ヶ月ほど滞在してみたい。







食堂。

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もちろん、当時のままの状態。





寝室。

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会員になると宿泊出来るそうだ。

写ってないが、壁の質感や色も見応えがある。



京都の駒井邸でもそうだったが、ヴォーリズの収納仕様は、

使用する人の立場を徹底的に熟考した上で設計されている。

非常に合理的ながら、デザイン性も超一級なのだ。

案内してくれたボランティアの説明が熱くなるのも当然か。



和×洋の融合が上手く行くと、芸術性が信じられないほど昇華するという見本。





キッチン。

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当時使っていた「おくど」さんもあるが、現在は電気調理器が備え付けられていた。



ここまで完璧な保存状態なのだから、オーベルジュとして利用すれば良いと思うのだが・・・

神戸のテロワールを最大限に活かした料理を出せば、流行ると思う。

夏は、地野菜を使ったサラダや明石の海の幸(炭火焼き)等、シンプルなものを出す。

冬は、燻製小屋を作って、スモークサーモンやソーセージを名物に。

山小屋特有の煮込み料理(コック・オ・ヴァン、カスレ)なども売りに出来そうだ。

「観光色」を全面に出さず、隠れ家的な部分を活かす。

一泊二食で18000~22000円くらいが妥当かな。

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