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2008年10月

赤目四十八瀧心中未遂

98年に直木賞を受賞した車谷長吉の小説「赤目四十八瀧心中未遂」の映画化。

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鈴木清順の歴史的傑作「ツィゴイネルワイゼン」や、阪本順治の「どついたるねん」、

坂東玉三郎の「外科室」をプロデュースした荒戸源次郎が監督というだけあって、

作品に漂う観念性と大人の稚拙さ、そして、独特の美学が篭った映像は一見に値する。

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さようなら、峰岸徹さん

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今日は休日。
友人が迎えに来るので、早起きしてネットしてたら・・・まさかの訃報。

緒形拳さんに引き続き、またもや偉大な俳優が逝ってしまった。
私の親より少し上の世代の俳優達は、個性が豊かで、強烈な存在感がある。
峰岸さんも、ギラギラしたカッコよさと、良い意味での厭らしさがあった。

人気絶頂で自らの命を絶った、某アイドル歌手とのウワサが取り沙汰されたが、
真相はどうだったんだろう・・・
いや、どんな事があろうと、峰岸さんの偉大さは変わらない。

画像は、Gyaoで放映していた「夜の診察室」より。
若い頃は、凄いイケメンでした。(勿論、晩年も)

御冥福をお祈り致します。

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美味いは京都 ~料理人たちの挑戦~

よみうりテレビで放映していた「美味いは京都~料理人たちの挑戦~」。



ナビゲーターは、知花くらら&高橋克典。

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知花くららの着物姿、なかなか堂に入っている。





八坂の塔を仰ぎ見ながら歩くフランス屈指の料理人、ピエール・ガ二エール。

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さようなら、緒形拳さん

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名優・緒形拳さんが急死された。
ビックリした・・・ 言葉が出ない。
とても、とても悲しい。

数少ないホンモノの映画俳優だった。
代表作を挙げればキリがない。
享年71。
まだまだ若いのに・・・
日本映画界にとって、大きな大きな損失である。


合掌。



【追記】
たかが、いち俳優の死だと思わない。
緒形拳さんは、本当に凄い俳優だった。

大大大先輩だが、年寄りという感じは微塵もなかった。
こういうオヤジになりたいな、と、思わせる稀有な男であった。
今は、古い邦画のDVDが沢山出ているから、
緒形さんの若き日の勇姿を観れるのが嬉しい。
(年を重ねてからの演技も最高である)
人間の業を巧みに演じ、色気ある男として映画ファン達の心を魅了した。
しかも、知性と愛嬌を併せ持っていた。
今の俳優は、演技は巧いし男前ばかりだけど、個性が稀薄で魅力に乏しい。
時代的に仕方のない事ではあるが、ショービス界にとって、あまりにも悲惨だ。
決して懐古趣味で言ってるのではない。
若い人も、空っぽな現代映画ばかり観てないで、
昔の邦画を感性の鋭いうちに観て欲しい。
それが、後に繋がってゆくから。

以前、アメリカを代表する名優、ロバート・デ・ニーロが、
「私は舞台が嫌いだ。なぜなら、後世に残らないからだ」と、言っていた。
緒形さんは新国劇出身だから、舞台は好きだったろうけど、
映画はずっと残るので、きっと黄泉の国で満足してるに違いない。

緒形さんは、自分の子供たちの事を一切語らなかったらしい。
そういう所も好きだ。
今の親たちは、子供の事を他人に語りすぎじゃないだろうか。
幸せな人や、自分の生き方に自信のある人(未来に向かって邁進する人)は、
大切な人の事を無闇矢鱈と他人に語ったりしない。(男は特に)

私事で恐縮だが、亡き父が、緒形拳さんにソックリだった。
声、雰囲気、顔の作り・・・。
だから、朝の追悼番組を観てると、涙が溢れてきて仕方がなかった。

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Lust, Caution  戒|色

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親しい友人が、ヴェネチア国際映画祭に行った時に賞賛してた「ラスト、コーション 戒|色」



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ストーリーは、サイトを観て頂く事にして・・・。



もっと政治的部分に突っ込み、凄惨なシーンを入れて緊張感を煽れば、

極上のエンターテインメントとして楽しめただろう。

特に、主人公が特務機関員に惚れるまでの過程が粗削りで、感情移入できない部分があった。

だが、想像力を掻きたてる為、敢えてそういう演出をしたと好意的に取れば良いと思う。

時代背景(日中関係)は複雑だが、これは「恋愛映画」なので、難解な部分はない。



まず、冒頭・・・ 上海の上流階級の御婦人たちが織り成す麻雀のシーン。

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