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さようなら、緒形拳さん

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名優・緒形拳さんが急死された。
ビックリした・・・ 言葉が出ない。
とても、とても悲しい。

数少ないホンモノの映画俳優だった。
代表作を挙げればキリがない。
享年71。
まだまだ若いのに・・・
日本映画界にとって、大きな大きな損失である。


合掌。



【追記】
たかが、いち俳優の死だと思わない。
緒形拳さんは、本当に凄い俳優だった。

大大大先輩だが、年寄りという感じは微塵もなかった。
こういうオヤジになりたいな、と、思わせる稀有な男であった。
今は、古い邦画のDVDが沢山出ているから、
緒形さんの若き日の勇姿を観れるのが嬉しい。
(年を重ねてからの演技も最高である)
人間の業を巧みに演じ、色気ある男として映画ファン達の心を魅了した。
しかも、知性と愛嬌を併せ持っていた。
今の俳優は、演技は巧いし男前ばかりだけど、個性が稀薄で魅力に乏しい。
時代的に仕方のない事ではあるが、ショービス界にとって、あまりにも悲惨だ。
決して懐古趣味で言ってるのではない。
若い人も、空っぽな現代映画ばかり観てないで、
昔の邦画を感性の鋭いうちに観て欲しい。
それが、後に繋がってゆくから。

以前、アメリカを代表する名優、ロバート・デ・ニーロが、
「私は舞台が嫌いだ。なぜなら、後世に残らないからだ」と、言っていた。
緒形さんは新国劇出身だから、舞台は好きだったろうけど、
映画はずっと残るので、きっと黄泉の国で満足してるに違いない。

緒形さんは、自分の子供たちの事を一切語らなかったらしい。
そういう所も好きだ。
今の親たちは、子供の事を他人に語りすぎじゃないだろうか。
幸せな人や、自分の生き方に自信のある人(未来に向かって邁進する人)は、
大切な人の事を無闇矢鱈と他人に語ったりしない。(男は特に)

私事で恐縮だが、亡き父が、緒形拳さんにソックリだった。
声、雰囲気、顔の作り・・・。
だから、朝の追悼番組を観てると、涙が溢れてきて仕方がなかった。

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