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2008年11月

世界遺産の温泉&鯛釣り

何度も行ってるので、UPやめようと思ったんだけど・・・

先月の秋晴れの日に行った、温泉&釣り@和歌山。

かなり古いネタですが、興味のある方はお読み下さい。



まず、世界遺産の温泉で有名な湯の峰温泉の「つぼ湯」へ。

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世界遺産に登録されてから、入浴料が倍近くまで跳ね上がったので、

もう入るのは止めようかなと思っていたが… やっぱり入って良かった。

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【リカさんを】悪魔の手毬唄【愛してらしたんですね】

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先日、仕事の息抜きにYouTubeをフラフラしてたら、

「悪魔の手毬唄」の映像を、2つ発見。

併せて5分ほどの映像なのに、全身が震えるような音楽と、

映像・物語の持つパワーに圧倒されてしまった。

中学の頃、TVの深夜映画で観て衝撃を受け、

そのあと繰り返し何度も観た作品だ。



興奮が蘇ってきて、いてもたってもいられなくなり、

久し振りに「悪魔の手毬唄」のDVDを鑑賞。

観るたびに印象が変わる不朽の名作である。

監督は、日本映画界屈指のモダニスト・市川 崑。

今年2月、92歳で亡くなった鬼才中の鬼才。

原作は、日本ミステリー界の大巨匠・横溝正史。

気持ちがズーンと重くなるような題名だが、

この作品は、愛憎を機軸にした究極のラブストーリーなのだ。

(そう思えるようになったのは、私が年を重ねたからだろう)

偉大な芸術家、アンドレイ・タルコフスキーの「惑星ソラリス」と

比肩しても、全く遜色の無い「至高の切なさ」が味わえる。

殺人でさえ“愛を表現する為”の「手段」としか思えない・・・

それほどのパワーを持った、普遍的芸術作品である。

因習・愛憎・哀婉・畏懼・秘密・恟恟・土着などの

重いテーマを芸術・娯楽の粋まで大きく昇華せしめ、

そこに、絶妙なユーモアを絡める市川 崑の天才的手腕に感服。



そして、市川 崑といえば、ブライアン・デ・パルマ顔負けの映像の魔術師。

フラッシュバック、ズームアップ、リズミカルな編集、

ハイキー処理、連続静止画、ジャンプカット、

畳み掛けるカットバック等の映像技術が冴えに冴え、

いつ観ても、映像・物語・音楽の「完璧な三位一体」に陶酔する。



そして、このおどろおどろしい映像表現・・・昔観た時、これらのシーンがトラウマになった。

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作品の舞台は岡山県だが、ロケは山梨県の敷島町(現・甲斐市)の本村区で行われた。

ロケの時期は1月初旬~3月。

冬の侘びた空気感が、物語の悲壮感を煽る。

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絶滅寸前・・・失われゆく日本の風景。 この雰囲気は、実に得難い。

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キャストが物凄い。



まず、石坂浩二。

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「ちょっと愛嬌のある知性派のオジサン」というのが、

最近の石坂さんの印象だが・・・

若き日を観てみると、正統派2枚目俳優だと感じる。

もっともっと評価されても良い俳優じゃないだろうか。

私にとって、名探偵・金田一耕助は、石坂浩二以外にいない。

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調理場という戦場

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「料理人とグルメだけが読むのは、もったいない本です。
熱くて深くて、火が出るような言葉が盛り付けられています。
どんな年齢の人が、どんな職業の人が読んでも、
身体の奥底から、勇気が沸き起こってくるでしょう」---糸井重里


そんなに東京のフレンチを食べ歩いたわけじゃないけど、
三田の「コート・ドール」が、東京で一番素晴らしい店だと思う。
簡素で派手さのない盛り付けだが、シンプルな凄さとは何かを教えてくれ、
どっしりと腰の据わった深い味わいは、他に比較する店がない。

分かる人は、麻薬中毒者のようにハマるが、
分からない人には、全く分からない。
(名店とは、得てしてそういうものではないだろうか)

この本に綴られているのは、オーナーシェフ・斉須政雄さんの半生。
フランスの老舗レストラン「カンカングローニュ」での地獄のような日々、
完全なる統制下、厳しい軍隊を髣髴とさせる3ッ星の雄「タイユヴァン」での修行・・・
読む者からすれば、脱力しそうなほど(苦笑)強烈な体験をされている。
まさに、調理場は「戦場」である。


名店「ヴィヴァロア」だけは例外で、甘美な料理修業の日々を読んでると、
羨ましくて羨ましくて仕方がなかった。

「バランス感覚の大切さ」や、「掃除」に秘められた仕事の極意などを、
斉須さん独自の感性で熱く語っており、非常に為になる。
この本を読んで、仕事に対する意欲(というか、勇気)が沸き起こってきた。


料理人だけでなく、老若男女、色んな方に読んでほしい名著です。

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