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2010年4月

小京都・大洲  南伊予の春(その5)

私は「大洲」が大好きで、これまで何度も訪れた。
小京都の中で、最も優美な町だと思う。

その大洲のシンボルといえば、木造で完全復元された大洲城。
今回は天守まで行かず、肱川の河川敷から鑑賞。
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この肱川で、夏は鵜飼い、秋は河川敷で月を愛でながら「いも炊き」を食べるのが風流。 良い鮎も獲れます。


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続・司馬遼太郎が愛した町  南伊予の春(その4)

仲之町の片隅で見つけたワンワン。(老犬)  ウインクが決まってるhappy02
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さて、司馬遼太郎も幾度か訪ねたという「開明学校」へ。

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司馬遼太郎が愛した町  南伊予の春(その3)

大事な用事が終わったので、皆と「卯之町」までドライブ。

ここは、国民的作家・司馬遼太郎が激賞した歴史の街で、旧宇和島藩領だった。
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ちなみに、司馬遼太郎は、南伊予一帯(宇和島を筆頭に、卯之町、大洲)を最も愛していたそうだ。


まず、日本の夜明けをリードした蘭学者・高野長英の隠れ家址に行く。
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高野長英は、この地で医業を営んでいた江戸末期の代表的洋学者・二宮敬作を訪ね、ここに滞在した。
「二宮尊徳あるを知って、二宮敬作あるを知らず」と言ったのは、高名な地理学者・志賀重昂である。
2人の巨人が、中央から遠く離れた僻遠の地で交流を温めていたというのは面白い。
(ここに来る前、高野長英は、名君・伊達宗城に招かれ、宇和島城下で暮らしている)


写真では、この町の魅力が全く伝わらないので、司馬遼太郎の著書「街道をゆく~南伊予・西土佐の道」から抜粋。
「100年、200年といった町家が文字どおり櫛比(しっぴ)して、200メートルほどの道路の両側にならんでいる、こういう街並は日本中にないのではないか。
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拙作の『花神』に二宮敬作が出てくる。シーボルトの娘のイネ(伊篤)も出てくる。
「おイネさんが蘭学を学ぶために卯之町の二宮敬作のもとにやってくるのは安政元年ですから、
おイネさんが見た卯之町仲之町といまのこの街並とはさほど変わらないのではないでしょうか」
「シバさん」
須田画伯(須田剋太)が画板を胸に当てて寄ってきた。
「ここは大変なところです。京都だって奈良だってこんな一角がありますか」
目が血走っている。
私は奈良の町屋を思いうかべながら、やはり仲之町以外に遺ってないかもしれない、と思った。
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「たとえあっても、ここのように町全体があかるくないですね」
このあかるさは家々に白壁がふんだんにつかわれているということもあるし、道路が広いということもあるかもしれない。
しかしそれにしても卯之町という江戸期の城下町でもない土地によくもこれだけ立派な町屋と町並が形成されたものだと思った。
(宇和島十万石というのは、相当なものであったらしい)と思わざるをえない。

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最高の魚介類を堪能! 南伊予の春(その2)

宇和島の魚介類は、有名レストランや料亭から、引く手数多である。
東京のレストランだと、ラ・ターブル・ド・ジョエル・ロブション、オテル・ド・ミクニ、ホテル・ニューオータニ等で重宝されている。
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宇和島は、数少ない「真っ当な魚介の産地」なので、新鮮・最高質の魚介が、心ゆくまで堪能出来る。
(念の為に言っておくが、贔屓の引き倒しではない)
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まず、一番食べたかったのが「鯛」。(今が旬の桜鯛!) もちろん、宇和島の綺麗な海域で獲れた天然モノ。
当たり前の話だけど、養殖モノより顔が精悍だし、身体つきもビシッと締まっている。
養殖モノとの明らかな違いは「鰭」。(天然モノは鋭い刃のようだ)
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宇和島で食べる魚介は、全て漁師のオジサンからの貰い物なので、出自は無問題(笑)。 安心して食べれます。


「鯛そうめん」。 細かな味覚描写なんていらない! 「旨い!」それだけでOK。
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宇和島で一番有名な郷土料理「鯛めし」。炊き込むタイプではなく、切り身・卵黄・出汁・海苔で頂くタイプのもの。
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料理屋の「鯛めし」も旨いけど、やっぱり自家製が一番。


こちらは、今が旬の「甲イカ」。 写真じゃ伝わらないけど、めっさデカイ!
でも、オジサンの話によると、これでも小振りな方だそうで・・・
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海が綺麗だ! 南伊予の春(その1)

先月の下旬、大事な用事があって、愛媛の宇◆島へ・・・。

こちらは、松山から程近い瀬戸内海。 愛媛は、瀬戸内海、豊予海峡、豊後水道、宇和海など、豊饒な海域に恵まれている。
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これまで様々な土地に住んだけど、心を全て開放出来るのは愛媛かも。


私が尊敬する人物に、ドナルド・キーンという偉大な日本文学研究者がいる。
(コロンビア大学名誉教授。文芸評論家。勲等は勲二等。2008年・文化勲章受章)
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交流のあった作家は、三島由紀夫、谷崎潤一郎、川端康成、吉田健一、石川淳、安部公房など超大物たち。

そのドナルド・キーンが、宇▲島について、こう語っている。 (名著【碧い眼の太郎冠者】より抜粋)
「宇◆島は位置として世界有数の美しい町だと思う。
四方に山があって、オーストリアのインズブルックを思わせるが、段々畑になっている宇★島の山の方が綺麗である。
そして海も見える。港はフランスの南部のサン・ジアン・ド・ルースに劣らないで絵のように美しい。
私が市長なら、港べりの家並を鮮かな明るい色で塗らせて、店の看板をフランス語で書かせて、
適当に花とベンチを配置させて、日本の地中海と宣伝する。
それで宇●島駅で降りる画家らしい人たちにベレー帽と桃色のシャツを上げたら、
フランスまで行けない芸術家は宇■島に殺到するだろう。
東京から遠いには違いないが、フランスはもっと遠い。
宇★島から南へ行くならバスだけがある。別に何も異常な景色を期待していなかったが、
バスの窓から見た四国の海岸は見事であった。
海と川、山と平野、綺麗な村と淋しい無人の地----変化極まりない旅であった。
清水に着いたときもう暗かったが、頭はまだ色どられた数々の景色で一杯であった」
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            (この写真↑は拾い画像です。不都合があればお知らせ下さい)


海が一望出来るカフェから一枚。
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やっぱり、宇◆島の海は最高に美しい。
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宇▲島の桜は、日本一咲くのが早いと言われています。
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ロケ地~ 大阪最強伝説・喧嘩の花道―その3

とにかく、これは、大阪の映画である。
世界の溝口や市川崑が撮った大阪も良いが、私は、三池崇史や阪本順治が撮った大阪の方が好きだ。

全編に渡って、大阪ロケが敢行されている。(注※淀川以北の大阪とは違う大阪です)
まず、南海高野線・木津川駅。
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新世界。(東京でいう所の浅草だが、こっちの方が面白い)
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通天閣本通り。
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「その1」で書いた飛田新地。
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地図上の「A」が飛田界隈。(クリック推薦)
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飛田新地の脇にある住宅地かな?
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「北村一輝&やべきょうすけ」~ 大阪最強伝説・喧嘩の花道―その2

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①日本映画界の至宝・北村一輝のデビュー作
②大阪の下町に渦巻くドクドクしたパワー満載
③傑作「クローズZERO」(Ⅱも含め)の原点を窺い知れる

・・・これらの魅力が、ギッシギシに詰まった記念碑的作品。

この映画は、赤井英和、前田日明の高校時代のエピソードを盛り込んだ小説(二宮清純・著)を基に撮られている。
赤井・前田の強烈すぎる逸話の数々は、近畿圏に住む男だったら、間違いなく血湧き肉踊るだろう。


まず、北村一輝の登場が鮮烈! (このときは本名の「康」)
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港の脇にある原っぱで、喧嘩売ってきた奴をボコるシーン。 ポン中入ってんとちゃうか?と見紛うようなドツキかたw

しかし、この迫力には度肝を抜かれる。
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荒ぶる若虎が、咆哮するようなカッコよさ。
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飛田新地が出てきた! 「大阪最強伝説・喧嘩の花道」その1

敬愛する三池崇史監督のデビュー作「大阪最強伝説・喧嘩の花道」(1996年)を観戦。
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「クローズZERO」を観て好きになった“やべきょうすけ”と、北村一輝先生が出てるというので、気になってたのだ。

全編、大阪ロケなんだが、何と、飛田新地が出てきた。
※その前に、飛田新地の過去記事をどうぞ。


この看板とネオン・・・見慣れてる人にとっては吸引力抜群。
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ていうか、良く撮影許可が下りたなぁ・・・ 田中登監督の「(秘)色情めす市場」ですらゲリラ撮影だったのに。

飛田の姫。 もちろん、役者さんだろうけど・・・結構、雰囲気あるよね。
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作品の舞台が70年代の大阪という事もあって、姫の古臭さ(色気があるという意味)が良い感じ。

私が飛田新地に初めて行ったのは高校時代なんだけど(90年代)、当然、冷やかしだけで、登楼する事はなかった。
その後も、里帰り(と呼んでる)するたびに飛田周辺を歩くわけだが、再開発の勢いが凄すぎて、
あの淫靡かつ危険極まりない雰囲気が薄れていってるのが残念でならない。(当時は歩くだけで怖かった)
街は、死ぬ。
アッという間に変わってゆく。


多分、本物の飛田の御茶屋でロケしてんじゃないかな。 (チラッと見えるのは、本物の遣り手婆?)
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第9地区 (DISTRICT 9)

今日から公開の話題作「第9地区」観てきました。
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初日に映画を観に行ったのは何年ぶりだろう・・・。
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SF系の映画はあまり好みじゃないんだけど、これは十分楽しめた!
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(ストーリー)
南アフリカ共和国・ヨハネスブルク上空に、突如宇宙船が出現した。
だが、その宇宙船は故障して動かなくなった為、その場に留まってしまう。
20数年後、宇宙船に乗っていたエイリアン(宇宙人)たちは地上に下り、隔離地域である第9地区へ移住し、
難民として人間たちと共存していた。
だが、人間とエイリアン(「エビ」と呼ばれている)の争いが絶えない為、超国家組織・MNUによって管理・監視されていた。
主人公・ヴィカス(MNUの役人)は、エイリアンを新しい地域に移動させる為、第9地区に赴くが、そこで大事件が起こる。


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旧南アフリカのアパルトヘイト時に於ける「第6地区問題」を基にしているので、リアリズム感たっぷりのストーリー展開。
(当然、カメラワーク・演出はドキュメントタッチ)
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ただ、そこはハリウッド。
先の読めないエンターテインメント的展開で、グイグイ押してくる。
エイリアンしか使えないという特殊な武器をDNAと併せて巧みに扱ったり、
如何にも“人間がやりそうなこと”を提示して、ドンドン盛り上げてゆく。
個人的には、徹底した現実路線で物語を進めてほしかったが・・・それじゃ興行成績に結びつかないよなw


(キャスト)
主人公・ヴィカス役のシャルト・コプリーが素晴らしかった。
とてもシロウトとは思えない卓越した演技!
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ちょいちょい見えた“10円ハゲ”みたいなのは、ヴィカスのストレスを表す演出か?(だったら凄い)
ジョン・マルコヴィッチとブルース・ウィリスをMIXしたようなクーバス大佐(デヴィッド・ジェームズ)、
ヴィカスの妻・タニア(ヴァネッサ・ハイウッド) の美しさも目を引いた。
マイナーな俳優陣でキャストを固めたのが、この映画の魅力の一つといえる。
手垢のついた俳優だと、リアリズムが霧消しちゃうからね…。


ところで、この映画、武器オタクやロボオタクにも評判良いんじゃないだろうか。
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あまり詳しくない私が観ても、あの武器やロボットで話を膨らませた映画(スピンオフ)を妄想したくらいだから…
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それと、しばらくエビ食えなくなった人いるんじゃないかなw
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桜・京都

先日、大切な用事があって、京都へ・・・  舞妓ちゃんが可愛いいい!!
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やっぱり京都の桜は格別。
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いろいろな所で桜を観てきたけど、京都の桜が一番!

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The Hurt Locker 第82回アカデミー賞・作品賞(他、多数受賞)

ハート・ロッカー観てきました。
今更、アカデミー賞受賞作品ねぇ~ って感じだけど(勿論、良い作品もある)、
この作品は、なかなか秀逸だった。

イラクを舞台に、アメリカ軍・爆弾処理班の過酷な日々を描いた作品。(ロケ地はヨルダン)
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冒頭の爆弾処理シーンのスリリングな演出は白眉。(映像も凄い)
とても女性監督(キャスリン・ビグロー)が撮ったとは思えない切れ味に驚愕。
「マシュー“マット”・トンプソン二等軍曹、ええ横顔やなぁ~」と思ってたら、ガイ・ピアースだった。
大傑作「メメント」以来、久し振りにガイ・ピアース観たけど、改めて凄い俳優だなぁと…。
出番が少しだけだったのが残念。

【ストーリー】
2004年のイラク・バグダッド郊外。
アメリカ軍・爆弾理班は、仕掛けられた爆弾の解体や爆破の作業を遂行していた。
準備が完了し、兵士たちが退避しようとした時、突如爆弾が爆発。
罠にかかり殉職したトンプソン二等軍曹に代わり、新たな兵士が送り込まれてくる。
その兵士は、トンプソン以上の命知らずであった・・・。
過酷な状況下、兵士たちとテロリストたちの壮絶な死闘が繰り広げられる。


新たな兵士とは、ウィリアム・ジェームズ一等軍曹。(ジェレミー・レナー)
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初めて観た俳優だが、非常に印象に残った。(撮影当時は37歳くらいだが、もっと若く見えた)
サンボーン三等軍曹(アンソニー・マッキー ←この俳優も良い!)と事あるごとに衝突したり、
胸の内に秘めた様々な葛藤を表現した演技は、実に秀逸だった。
絶滅寸前の「侠気」を感じさせる稀有な俳優だと思う。

戦場というのは、究極の修羅場である。
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だから、人間の全てが「露わ」になる。
それをドラマにするのは、簡単なようでいて、実に難しい。
修羅場というのは残酷な分、物語としてはシンプルに著せるのだが、「形」として表すのは相当困難だと思う。

唯一の欠点は、ラストの臭さ(ここで純正ハリウッド映画かよ!)に、女性監督としての「甘さ」が見えたこと。
これは、男が女の世界を描く時にも同じことが言えるんじゃないだろうか。
(いや、男とか女とかじゃなく、監督自身のセンスの問題か?)
但し、観て損はない佳作だと思う。

レイフ・ファインズ、デヴィッド・モースという大物俳優も出てるので、要注目。
ちなみに、タイトルはアメリカ軍の隠語で「苦痛の極限地帯」「棺桶」を意味するそうだ。

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