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なぜ、これが傑作なの? =ブリヂストン美術館=

「ブリヂストン美術館」に行ってきた。
この美術館は、ブリヂストン創業者・石橋正二郎氏の個人コレクションを展示する為、1952年に開設された。
マネ、ルノワール、セザンヌ、ピカソなど、ヨーロッパを代表する大物達の作品や、
日本の近代洋画などを含む1600点以上の名品を収蔵している。

その膨大なコレクションを代表する「12点」に焦点を当てて開催されている企画展「なぜ、これが傑作なの?」。
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セザンヌ 「帽子をかぶった自画像」
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ゴリッとした力感溢れる自画像。
絵を描くという事を徹底追求し、長い年月をかけて描くセザンヌの情熱が伝わってくる名品。
「模写すると、セザンヌの良さが解るんです」(山田五郎)

セザンヌ 「サント=ヴィクトワール山とシャトー・ノワール」
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これだけを見に、遠方から訪れても良いという人がいるそうだ。
自画像と同じく、力感溢れるタッチ。
サント=ヴィクトワール山に魅せられたセザンヌにしか出せない「色」。
「山がそこにあるという存在感を、どう出せばいいのか」という事を追究してきたセザンヌの実験結果が出ている。
3年かけて描かれたという大作。


藤島武二 「黒扇」
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この絵の女性に恋をした人もいるのではないだろうか。
モデルはイタリア人女性。
ヨーロッパの人はスペイン人に見えるそうだが、それは、スペイン風の格好をさせて描いているから。
19世紀末のヨーロッパではスペイン趣味が流行して、それのヴァリエーションの一つだそうだ。
憂いを含む眼差しと、仄かな笑みを湛えた目元の美しさに陶酔。
藤島にとって、この絵は特別なものであった。
ブリヂストン美術館創始者・石橋正二郎に譲るまで常に傍らに置いていたそうで、
家族にさえ見せなかったというのだから、やっぱ「そういう関係だった?」と、下衆の勘繰りしたくなる(笑


クレー 「島」
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砂を混ぜた石膏に描かれていいて、間近で見ると質感が面白い。
やっぱり、解釈が何通りも出来るのが良い。
この作品を生んだクレーも凄いが、この作品を世に出した画商のセンスも凄いと思った。


小出楢重 「帽子をかぶった自画像」
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「Nの家族」や「ラッパを持てる少年」なども好きだが、この作品が一番好きかも。
そういえば、芦屋に住んでた時、小出楢重の邸宅(アトリエ)跡を見に行ったことがある。
(芦屋市立美術博物館の庭に保存されてるものではなく)
小出楢重の撮った16ミリフィルムに写ってた池の跡があるので、分かる人は分かると思う。
邸宅跡に、説明板建ててほしいなぁ。


マネ 「自画像」
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生涯2点ある自画像のうちの1点という貴重なもの。
背景の黒(透明感を感じる)が美しい。
当時の画期的な描き方(筆のタッチを残す荒々しさ)と、顔の部分の精緻な筆運びが素晴らしい。

マティス 「縞ジャケット」
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モデルは、マティスの子供。
作品が描かれた1914年は第1次世界大戦が勃発した年。
女性の社会進出が活発になったのか、男っぽいシャツを着ている。
時代に新風が吹き込んできた事を感じられる鮮やかな作風。

モネ 「黄昏、ヴェネツィア」
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68歳の時、初めてヴェネツィアを訪れたモネの感動が噴き出した情熱の作品。
静養するつもりだったのに、何と30点も描いてしまったという。
そこまでヴェネツィアに魅せられたモネの創作意欲の凄さに驚嘆。


岡鹿之助 「雪の発電所」
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ギリシア以来の「黄金比」が、構図作りに利用されているそうだ。
しかし、この構図と丁寧な描き方は隙が無い。


ピカソ 「腕を組んですわるサルタンバンク」
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空恐ろしさを感じた作品。
ピカソの作品を見ても、今ひとつ良さと言うか、凄さが分からなかったのだが、
この作品を見て、ようやく分かったような気がする。
「気がする」と書いたのは、衝撃波が凄くて、未だ冷静になれてないからかも。
それくらい衝撃を受けた。
個人所有だったのを石橋財団が競り落とし、皆が見れるようになった事で賞賛が集まったようだが、
ヨーロッパから流出が決まった時、物議を醸さなかったのだろうか?
この作品を見に、わざわざ海外からやってくる人も多いそうです。


ポロック 「Number2,1951」
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抽象画は分からん!(笑)
だが、分からないなりに楽しむ事は出来る。
絵を描くまでのプロセス(ドリッピング)を想像し、その「纏まり」に驚嘆する事が、
ポロックを見るための必須条件かなと思ってみたり・・・
「よう分からん・・・けど、面白い!」で良いと思う(笑

ルノワール 「すわるジョルジェット・シャルパンティエ嬢」
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モデルは、ルノワールのパトロンだった出版業者・シャルパンティエの長女(4歳)。
この作品が出世作となり、次々に肖像画の注文を受けるようになったそうだ。
ぼうっと光る青い色に滲むような可憐な少女・・・
その大人びたポーズが幼児性と相まって、何ともいえない雰囲気を醸している。


※因みに、ルノワールの作品で一番好きなのは、「舟遊びの人々の昼食」。
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印象派の絵って、昔はあまり興味が無かった。
でも、生で見て衝撃を覚えた。
ピサロなんて、画集で見たら退屈な風景なのに、生で見たら立体感が凄くて笑ってしまった。
やっぱ、絵は生で見ないと魅力が分からない!

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桂離宮

NHKでやっていた桂離宮の特集。

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申し込みが面倒臭いのと、凄い人気のせいで、行きたくても二の足を踏んでる人が多いのではないだろうか。
私も同じである。(っていうか、俺だけか?)


世界的建築家やアーティストたちが賞賛する桂離宮。
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建築に詳しくない(大好きだけど)私が言うのも何だが、皆が賞賛するほどの魅力を感じない。


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もちろん、美しいというのは分かる。

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ディテールも見所が満載だし、あらゆる美学が詰まっている。
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ただ、「時間削ってでも観に行きたい!」という欲求が湧いてこない。
自分にとって、凄く珍しい事だ。

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古写真で楽しむ美男美女

SNSの方にもUPしたやつですが…改訂版を。



東郷平八郎 

・薩摩藩士、大日本帝国海軍軍人。(元帥海軍大将・従一位・大勲位・功一級・侯爵)

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1848年・薩摩(鹿児島県)鹿児島市出身。

写真は、1877年、イギリス留学中に撮影したもの。

「余が別荘は多くの名士を迎へたるも、かって東郷大将程の人あらず。

将来も恐らく斯かる光栄を荷うことは無かるべし」

談:セオドア・ルーズベルト(第26代・アメリカ合衆国大統領)







野津道貫 (のづ・みちつら) 

・薩摩藩士、陸軍軍人、貴族院議員、東部都督、教育総監、第4軍司令官。

(元帥陸軍大将・正二位・大勲位・功一級・侯爵)

1841年・薩摩(鹿児島県)鹿児島市出身。

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演じるなら、本木雅弘がピッタリくるかなぁ。

秋山真之の後は、野津さんをお願いしたいくらい(笑)





以下、美男美女をお楽しみ下さい。

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アート鑑賞・・・・・蕩けそうな日

物凄く久し振りに、地元で休日を過ごした。



早朝、愛車で自宅マンションを出発・・・ 春! 玄関の花壇が綺麗だ。

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femme fatale

1.jpg疲れたときは、女に限る。



心が折れかけた時・・・

美味しいもの、旅行、音楽なんかじゃ癒されない。

やっぱ、女だよ、女(笑)。

若くて綺麗で元気な子。(今回も有難う!)

シンプルなんだよね、男が欲するものは。



書き方がオッサンくさいけど、そんなんじゃなく・・・ 

分かって貰えるだろうか?





何かを究めようとしてる時はストイックに生活するのも良いけど、あるラインを超えた時、とんでもない「壁」にぶつかる。

そんな時、自分が何を欲し、どういうふうに満たすのかを知ってると良い。

(意外と知らない人が多いのではないだろうか)

人によってはSEXだったり、友達との長電話だったり、フランス料理を食べる事だろう。







まぁ、「快楽」というのは簡単に手に入らないんだけど・・・ 大変です、仕事もプライベートも。



 

暫く苦難は続くけど、何とか仕事を片付けねば。

皆さんも(苦労してる人たち)頑張りましょう!

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桜景 ~ASHIYA~

自宅から南下した所にある「さくら通り」にて。

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13年ぶりに見た虹。

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AM5:30・・・久し振りに虹を見た。

南仏、タイ、中国、イタリアでも見なかったのに・・・

阪神大震災の時、破壊された神戸から離れ、日本各地を旅した。
そのとき、大分県の安心院高原あたりで見事な虹を見た。
1995年は被災して凄く大変だったけど、素晴らしい事がいくつもあった。

13年ぶりに観た虹。
何か良い事あるかなぁ・・・

このブログを見てる皆さんに良い事がありますように。

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中村ムッシュにシビレました・・・

ザ・ウィンザーホテル洞爺の総料理長・中村勝宏氏が、某国営放送に出ておられた。



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今年7月に行われた「北海道洞爺湖サミット」で出した料理を紹介する番組。

(北海道の絶品素材や、サミット時の食事の舞台裏など)

64歳にして益々顔の色艶良く、声の張りやナイフ捌きもカッコいい。

まだまだケツの青い私から見ると、中村ムッシュは「神様」のような方だ。



中村ムッシュは、1978年、パリのレストラン「ル・ブールドネ」の

グランシェフに就任し、1979年には日本人初のミシュラン一つ星を獲得。

1984年からは東京「ホテルエドモント」の統括調理長に。

その後、調理部長~常務取締役総料理長などを歴任後、

昨年12月からウィンザーホテル洞爺の総料理長に就任された。

「料理の鉄●」のようなバラエティー番組には出演せず、

真っ当な料理普及に尽力された「真の料理人」である。

アスリートのようなフィジカルとメンタル、フランスの語学と文化、

絶え間なく知識を吸収するモチベーション、高度な技術の研鑽、

一癖も二癖もある料理人たちを束ねるキャプテンシー・・・

これらを持ってないと、生き残る事が出来ないフランス料理の世界。

死ぬほどタフじゃないと、潰されてしまう。





私は、エドモント時代の料理を何度か賞味させて頂いた事がある。

まだまだ駆け出しの頃・・・

パリの超名店「ランブロワジー」の名皿“牛尾の赤ワイン煮”が

ムニュにあったので、早速オーダーしてみた。

テラリと赤黒く光る握り拳大の牛尾肉に濃厚豊潤なソースが染み入り、

噛むたびに強烈な旨みが口中を覆う・・・。

フランス古典料理の真髄に圧倒された事を、昨日の事のように覚えている。

ヴァプールした的鯛のヴァルサミコソースや、モワルとクネル入り雉肉のコンソメスープなど、

忘れられない素晴らしい料理の数々・・・全身がシビレるほどの美味であった。

いつか洞爺まで行って、また中村ムッシュの料理を食してみたい。



何度でも言うが、フランス料理は『世界一美味しい料理』である。

圧倒的知識、食べ込む体力、知的好奇心が無いと分からない。

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桜景 

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幽霊

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不思議な縁で知り合った子とデートした。

大阪のレストランで海の幸を喰らい、
梅田の端っこでカフェラテを飲み、
飛田新●を散策・・・

アッという間の8時間だった。

この子は、今までデートした女の子の中で一番美人だった。
会った瞬間、息を呑んだのは生まれて初めて。


文才があり(そりゃ、プロだからね)、
ファッションセンスが良く(重ね着が上手)、
声には、何ともいえない艶があった・・・

瞳の魅力がハンパじゃなかった。
吸い込まれるかと思った。
そして、幽霊のような個性があって・・・

帰宅してから彼女の事を考えると、
「あの子は、幻影だったのではないか?」と、思ってしまった。

摩訶不思議な子だったなぁ・・・
また会える日は来るのだろうか。
絶対来て欲しい。

私の中で、何かが変わった。

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